ミハイル・アレクサンドロヴィチ・ヴルーベリ、19世紀ロシア、象徴主義。
これは馬鹿のセルフイメージである。馬鹿はこういう美形になりたいのだ。少年のような顔、寂し気な表情、イエスを思わせる細身の引き締まった体。すべてが女性の心を引き寄せるためのものだ。馬鹿はこういう美青年になって、女性に甘えたいのだよ。こんな男はよくいるが、ほとんどは偽物だ。本物の美男はもっと独立性を強調した姿になる。女性はこんな男を見たら気を付けるがいい。かわいらしく見えるが、女をむさぼるばかりで、決して愛そうとはしないからだ。