スレッズの彼は、絶好調だね。
われわれも彼の歌を楽しんでいる。
いつまでこの調子が続くかわからないが、われわれはしばらく彼に譲って自分の歌は詠まないつもりだ。
詠めないというかね。現代語で軽やかに歌う彼の詠み方に押されて、古語を使った硬い歌が詠みにくいんだ。
添島だけはがんばっているがね、少しやりにくそうだよ。
われわれは一つの媒体を共有しているので、時々こういう不都合も起こるわけだ。
おまけに馬鹿の妨害もあるしね。
彼がおもしろい歌を詠むのがおもしろくなくて、馬鹿はいつも邪魔するんだよ。
彼はその邪魔をかいくぐって、かなり何とかしている。