2日目午後は、ウッフィツィ美術館から500mほどの距離にあるサンタ・クローチェ教会を訪れました。ここは、フランシスコ会の主要な教会で、アッシジのフランチェスコによって建てられたと言われています。シンプルな外観は、フランシスコ会の質素さを反映したものだそうです。
ここでの見所は、バルディ家礼拝堂のジョットによる「聖フランチェスコ」にまつわるフレスコ画ですが、一部剥離していたりと痛みが酷いようです。
また、この教会には、ミケランジェロ、ガリレオ、マキャヴェッリなど著名人の276の墓が納められています。
上から順に、ミケランジェロの墓碑、ガリレオの墓碑
床にも多くの墓碑がありますが、これは人に踏まれることによって自分の罪が許され、天国へ行けるとの考えによるものだそうです。
付属美術館にあるチマブーエ作「十字架像」
サンタ・クローチェ教会を後に、アカデミア美術館に向かいました。この美術館は、ミケランジェロの大作「ダビデ像」を納めるために建てたのが始まりだそうです。
旧約聖書の登場人物ダビデが巨人ゴリアテに岩石を投げつけようと狙いを定めている場面が表現されています。元来は、フィレンツェ市庁舎の置かれたヴェッキオ宮の前にあったものだそうです。
3日目午前は、ピッティ美術館(別名パラティーナ美術館)を訪問。展示数では、ウッフィツィ美術館に及びませんが、いくつかの名作が展示されています。ここも写真撮影は禁止なので、印象に残った主な名作をネット検索の上掲載します。
ラファエッロ作「大公の聖母」、トスカーナ大公がこの作品を大絶賛して手放すことがなかったことから、このように呼ばれるようになったとのことです。
ラファエッロ作「小椅子の聖母」、モデルについては諸説唱えられているようです。
ラファエッロ作「ヴェールを被る婦人の肖像」、モデルは、ラファエッロと恋愛関係にあった女性で、ラファエッロ自ら恋愛に終止符を打ったものの、思いを断ち切ることが出来ず肖像画に描いたと言われています。
ティツィアーノ作「マグダラのマリア」、娼婦であったマグダラのマリアがキリストの前でその罪を悔い、涙を流す姿を描いたものだそうです。
フィリッポ・リッピ作「聖母子と聖アンナの生涯」、聖母子の背後には、マリア自身の誕生やその両親など、過去の出来事が一つの絵画に描かれています。
これまでご紹介した美術館や建造物以外に訪問・見学した見どころは次の通りです。長くなるので詳細は割愛させていただきます。
*サン・マルコ美術館;フラ・アンジェリコとその弟子によるフレスコ画、特に「受胎告知」
*サンタ・マリア・ノヴェッラ教会;ギルランダイオによるフレスコ画など
*サンタ・マリア・デル・カルミネ教会;マザッチョによるブランカッチ礼拝堂のフレスコ画
*メディチ家礼拝堂;ロレンツォとジュリアーノの墓碑に飾られているミケランジェロによる彫刻など
フィレンツェには丸3日半滞在し、主だった観光スポットはほぼ訪れましたが、それでも駆け足で回った印象です。あと1日あればもう少しゆっくり出来たと思います。ただ、いずれにしても、一人旅はどうしても足早になりがちです。
最後は、ミケランジェロ広場から臨むフィレンツェの町並みです。夕焼けが特に素晴らしいと評判ですが、残念ながらその時間帯は雲が多く夕焼けに沈むフィレンツェは拝むことが出来ませんでした。
フィレンツェの後は、レンタカーで3日掛けて、途中、小都市を巡りながらローマに向かいます。
ここでの見所は、バルディ家礼拝堂のジョットによる「聖フランチェスコ」にまつわるフレスコ画ですが、一部剥離していたりと痛みが酷いようです。
また、この教会には、ミケランジェロ、ガリレオ、マキャヴェッリなど著名人の276の墓が納められています。
上から順に、ミケランジェロの墓碑、ガリレオの墓碑
床にも多くの墓碑がありますが、これは人に踏まれることによって自分の罪が許され、天国へ行けるとの考えによるものだそうです。
付属美術館にあるチマブーエ作「十字架像」
サンタ・クローチェ教会を後に、アカデミア美術館に向かいました。この美術館は、ミケランジェロの大作「ダビデ像」を納めるために建てたのが始まりだそうです。
旧約聖書の登場人物ダビデが巨人ゴリアテに岩石を投げつけようと狙いを定めている場面が表現されています。元来は、フィレンツェ市庁舎の置かれたヴェッキオ宮の前にあったものだそうです。
3日目午前は、ピッティ美術館(別名パラティーナ美術館)を訪問。展示数では、ウッフィツィ美術館に及びませんが、いくつかの名作が展示されています。ここも写真撮影は禁止なので、印象に残った主な名作をネット検索の上掲載します。
ラファエッロ作「大公の聖母」、トスカーナ大公がこの作品を大絶賛して手放すことがなかったことから、このように呼ばれるようになったとのことです。
ラファエッロ作「小椅子の聖母」、モデルについては諸説唱えられているようです。
ラファエッロ作「ヴェールを被る婦人の肖像」、モデルは、ラファエッロと恋愛関係にあった女性で、ラファエッロ自ら恋愛に終止符を打ったものの、思いを断ち切ることが出来ず肖像画に描いたと言われています。
ティツィアーノ作「マグダラのマリア」、娼婦であったマグダラのマリアがキリストの前でその罪を悔い、涙を流す姿を描いたものだそうです。
フィリッポ・リッピ作「聖母子と聖アンナの生涯」、聖母子の背後には、マリア自身の誕生やその両親など、過去の出来事が一つの絵画に描かれています。
これまでご紹介した美術館や建造物以外に訪問・見学した見どころは次の通りです。長くなるので詳細は割愛させていただきます。
*サン・マルコ美術館;フラ・アンジェリコとその弟子によるフレスコ画、特に「受胎告知」
*サンタ・マリア・ノヴェッラ教会;ギルランダイオによるフレスコ画など
*サンタ・マリア・デル・カルミネ教会;マザッチョによるブランカッチ礼拝堂のフレスコ画
*メディチ家礼拝堂;ロレンツォとジュリアーノの墓碑に飾られているミケランジェロによる彫刻など
フィレンツェには丸3日半滞在し、主だった観光スポットはほぼ訪れましたが、それでも駆け足で回った印象です。あと1日あればもう少しゆっくり出来たと思います。ただ、いずれにしても、一人旅はどうしても足早になりがちです。
最後は、ミケランジェロ広場から臨むフィレンツェの町並みです。夕焼けが特に素晴らしいと評判ですが、残念ながらその時間帯は雲が多く夕焼けに沈むフィレンツェは拝むことが出来ませんでした。
フィレンツェの後は、レンタカーで3日掛けて、途中、小都市を巡りながらローマに向かいます。