熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

イタリア・スイス個人旅行記(3)~フィレンツェ③

2011-07-24 15:31:55 | 海外旅行
2日目午後は、ウッフィツィ美術館から500mほどの距離にあるサンタ・クローチェ教会を訪れました。ここは、フランシスコ会の主要な教会で、アッシジのフランチェスコによって建てられたと言われています。シンプルな外観は、フランシスコ会の質素さを反映したものだそうです。


ここでの見所は、バルディ家礼拝堂のジョットによる「聖フランチェスコ」にまつわるフレスコ画ですが、一部剥離していたりと痛みが酷いようです。


また、この教会には、ミケランジェロ、ガリレオ、マキャヴェッリなど著名人の276の墓が納められています。
上から順に、ミケランジェロの墓碑、ガリレオの墓碑




床にも多くの墓碑がありますが、これは人に踏まれることによって自分の罪が許され、天国へ行けるとの考えによるものだそうです。


付属美術館にあるチマブーエ作「十字架像」


サンタ・クローチェ教会を後に、アカデミア美術館に向かいました。この美術館は、ミケランジェロの大作「ダビデ像」を納めるために建てたのが始まりだそうです。
旧約聖書の登場人物ダビデが巨人ゴリアテに岩石を投げつけようと狙いを定めている場面が表現されています。元来は、フィレンツェ市庁舎の置かれたヴェッキオ宮の前にあったものだそうです。

3日目午前は、ピッティ美術館(別名パラティーナ美術館)を訪問。展示数では、ウッフィツィ美術館に及びませんが、いくつかの名作が展示されています。ここも写真撮影は禁止なので、印象に残った主な名作をネット検索の上掲載します。


ラファエッロ作「大公の聖母」、トスカーナ大公がこの作品を大絶賛して手放すことがなかったことから、このように呼ばれるようになったとのことです。


ラファエッロ作「小椅子の聖母」、モデルについては諸説唱えられているようです。


ラファエッロ作「ヴェールを被る婦人の肖像」、モデルは、ラファエッロと恋愛関係にあった女性で、ラファエッロ自ら恋愛に終止符を打ったものの、思いを断ち切ることが出来ず肖像画に描いたと言われています。


ティツィアーノ作「マグダラのマリア」、娼婦であったマグダラのマリアがキリストの前でその罪を悔い、涙を流す姿を描いたものだそうです。


フィリッポ・リッピ作「聖母子と聖アンナの生涯」、聖母子の背後には、マリア自身の誕生やその両親など、過去の出来事が一つの絵画に描かれています。


これまでご紹介した美術館や建造物以外に訪問・見学した見どころは次の通りです。長くなるので詳細は割愛させていただきます。

*サン・マルコ美術館;フラ・アンジェリコとその弟子によるフレスコ画、特に「受胎告知」
*サンタ・マリア・ノヴェッラ教会;ギルランダイオによるフレスコ画など
*サンタ・マリア・デル・カルミネ教会;マザッチョによるブランカッチ礼拝堂のフレスコ画
*メディチ家礼拝堂;ロレンツォとジュリアーノの墓碑に飾られているミケランジェロによる彫刻など

フィレンツェには丸3日半滞在し、主だった観光スポットはほぼ訪れましたが、それでも駆け足で回った印象です。あと1日あればもう少しゆっくり出来たと思います。ただ、いずれにしても、一人旅はどうしても足早になりがちです。

最後は、ミケランジェロ広場から臨むフィレンツェの町並みです。夕焼けが特に素晴らしいと評判ですが、残念ながらその時間帯は雲が多く夕焼けに沈むフィレンツェは拝むことが出来ませんでした。
フィレンツェの後は、レンタカーで3日掛けて、途中、小都市を巡りながらローマに向かいます。


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坤六峠~日光ツーリング

2011-07-24 11:19:53 | ツーリング・バイク全般
昨日は、猛暑の合間を縫って久しぶりにツーリングに出掛けました。コースは、紅葉の名所でもある群馬県の照葉峡から坤六峠を経由して金精道路~奥鬼怒川林道~霧降高原道路と関東では人気(?)の日帰りコースです。

まずは、関越道・水上ICで降りてR63で片品村方面へ。途中、関東圏の水がめのひとつで日本最大級のロックフィル式ダム「奈良俣ダム」に立ち寄って記念撮影。立派な、ビジターセンターがありますが、夏休み最初の土曜日にも関わらず入場者はまばらでした。




渓流に沿って走る照葉峡。やはり、ここを訪れるなら紅葉のシーズン、ただ、もみじ狩りの車で渋滞するのが難点です。


金精道路から男体山の眺め、手前に小さく見えるは、湯ノ湖。


この後は、光徳牧場横を抜けて今回ツーリングのハイライトである奥鬼怒林道へ。光徳から川俣まで約20キロの林道で全面舗装されていますが、落石や木の枝がところどころ路面に散乱していたり、また、この時期は路肩の雑草が伸びていて視界の悪いところがあったりと注意が必要です。ただ、対向車が少なくワインディングの連続で、山深い景色を眺めながらの走りは格別です。


奥鬼怒林道を走り終え川俣温泉に到着。ここには間欠泉があって、足湯併設の展望台が設置されています。40分間隔ぐらいで噴出するそうですが、その案内板に覆いが被せられていたので、今現在は分かりません。
締めくくりは霧降高原道路。16キロと距離はありませんが、かっては有料道路だったところで路面状況は良く快適な道です。


帰途、道の駅で野菜を調達。写真の4品で500円とお買い得でした。


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