フィレンツェを発ってまず向かった先は、「美しき塔の町」として有名なサン・ジミニャーノ。城壁に囲まれた人口約7千人の小さな町で中世の面影が感じられ、世界遺産にも登録されています。塔は、貴族の権力の象徴として競い合うように建設され、最大72も建設されました。現在残っている塔は14で、一部の塔は、内部を改装して居室として使われているそうです。
小高い丘に建設された町の特徴は多くの塔、遠くからでも直ぐにサン・ジミニャーノの町だと分かります。
城壁内に通じるサン・ジョヴァンニ門
遠くに見えていた塔、高いものでは50mを超えるものもあったそうです。
狭い通りの両側には中世の面影を残す建物が並んでいます。土産物店やレストランなどが所々、軒を連ねています。
かっての重要な水源だった井戸。広場の中央にあります。こんな高台の町、それも電動ポンプなど無い時代ですから、一年を通して常に十分な水が確保できていたとは考えられず、きっと水は貴重だったことでしょう。
建物の壁に設けられた祭壇(?)
城壁から臨むトスカーナの風景。トスカーナといえば、ワインの産地。ここでも、Vernaccia di Sangimignanoなる地元産ワイン(白)が有名だそうです。
1時間もあれば回れる小さな町ですが、時間が許せば市立美術館の見学やグロッサの塔に登り、町全体の眺めを楽しみたいところです。
サン・ジミニャーノは、フィレンツェから近い上、バス便もあるのでフィレンツェを拠点に日帰り観光も可能です。最近、団体ツアーでもこの町を組み入れているところが増えているようです。小さな町ですから、あまり大勢の団体が押し寄せるようになると、ちょっと興ざめしそうですが。
サン・ジミニャーノを後に、この日の宿泊地シエナに向かいます。人口約55千人、起源はローマ帝国時代にさかのぶる歴史のある町で、ここも世界遺産に登録されています。13世紀頃はフィレンツェと並ぶ栄華を誇り、芸術の中心地でもあったそうです。
世界一美しいと言われるカンポ広場。右は13世紀から14世紀にかけ建築されたゴシック形式のプッブリコ宮(現市庁舎)とマンジャの塔。宮殿内2階は市立美術館になっていてフレスコ画など美術品が展示されています。この広場、扇型をしていて写真右奥に向かって下っています。何となく腰を下ろしたくなる傾斜の具合でした。鳩の糞に注意です。
広場から数分のところに、ゴシック式の聖堂があります。外壁は大理石で覆われ、ファサードの上部は絵画「聖母戴冠」が描かれています。定期的にメンテナンスされていることと思いますが、それにしても鮮やかな色彩でした。
この日は運転初日、緊張の連続で流石に疲れたので市立美術館の見学は取りやめ、足早にシエナ観光を済ませてホテルに直行しました。
運転はといえば、左ハンドルのせいか、どうしても右により過ぎてしまい、一度だけミラーを擦りました。幸い傷がなくて済みましたが。
それに、ワイパー、点灯スイッチ、方向指示器など、右ハンドル車とは全く逆側に付いていて、この操作に慣れるまでかなりの時間を要しました。
小高い丘に建設された町の特徴は多くの塔、遠くからでも直ぐにサン・ジミニャーノの町だと分かります。
城壁内に通じるサン・ジョヴァンニ門
遠くに見えていた塔、高いものでは50mを超えるものもあったそうです。
狭い通りの両側には中世の面影を残す建物が並んでいます。土産物店やレストランなどが所々、軒を連ねています。
かっての重要な水源だった井戸。広場の中央にあります。こんな高台の町、それも電動ポンプなど無い時代ですから、一年を通して常に十分な水が確保できていたとは考えられず、きっと水は貴重だったことでしょう。
建物の壁に設けられた祭壇(?)
城壁から臨むトスカーナの風景。トスカーナといえば、ワインの産地。ここでも、Vernaccia di Sangimignanoなる地元産ワイン(白)が有名だそうです。
1時間もあれば回れる小さな町ですが、時間が許せば市立美術館の見学やグロッサの塔に登り、町全体の眺めを楽しみたいところです。
サン・ジミニャーノは、フィレンツェから近い上、バス便もあるのでフィレンツェを拠点に日帰り観光も可能です。最近、団体ツアーでもこの町を組み入れているところが増えているようです。小さな町ですから、あまり大勢の団体が押し寄せるようになると、ちょっと興ざめしそうですが。
サン・ジミニャーノを後に、この日の宿泊地シエナに向かいます。人口約55千人、起源はローマ帝国時代にさかのぶる歴史のある町で、ここも世界遺産に登録されています。13世紀頃はフィレンツェと並ぶ栄華を誇り、芸術の中心地でもあったそうです。
世界一美しいと言われるカンポ広場。右は13世紀から14世紀にかけ建築されたゴシック形式のプッブリコ宮(現市庁舎)とマンジャの塔。宮殿内2階は市立美術館になっていてフレスコ画など美術品が展示されています。この広場、扇型をしていて写真右奥に向かって下っています。何となく腰を下ろしたくなる傾斜の具合でした。鳩の糞に注意です。
広場から数分のところに、ゴシック式の聖堂があります。外壁は大理石で覆われ、ファサードの上部は絵画「聖母戴冠」が描かれています。定期的にメンテナンスされていることと思いますが、それにしても鮮やかな色彩でした。
この日は運転初日、緊張の連続で流石に疲れたので市立美術館の見学は取りやめ、足早にシエナ観光を済ませてホテルに直行しました。
運転はといえば、左ハンドルのせいか、どうしても右により過ぎてしまい、一度だけミラーを擦りました。幸い傷がなくて済みましたが。
それに、ワイパー、点灯スイッチ、方向指示器など、右ハンドル車とは全く逆側に付いていて、この操作に慣れるまでかなりの時間を要しました。