昨年(2023)秋に、岐阜県から福井県へと抜ける国道471号線が開通した。徳山ダム
の脇を通り、冠山の下を通る、冠山トンネル(4.8Km)が、2023.11.29に完成した
ことによる開通である。
14年前の5月30日に、徳山ダムの脇を通り、林道のような曲がりくねった道を
ジムニーで冠山峠まで出かけ、スミレの観察をした。この峠は当時も現在も閉鎖され
ており、車で両県を跨ぐことはできない。
今回は、福井県側から冠山峠まで車で登り、福井県側の植物観察と冠山峠周辺の
散策をする予定で出かけた。この道(福井県側)は、旧・国道471号線であるが、冠山峠
で閉鎖されされ行き止まりである。嘗て通れた岐阜県側は入口が閉鎖されており、現在、
車の通行はできない。
岐阜県側から471号線を福井県側に進み、冠山トンネルを抜けると冠山峠への分岐
入口があり、ここから旧・国道471号線を登って冠山峠の駐車場を目指した。
福井県側の谷筋(道路)は光がよくとおり、岐阜県側の森の中と違って明るく、登り
やすい。道路脇にはタニウツギがいたるところにピンク色の花を咲かせて歓迎してくれ
る。道路脇の様々な草花を撮りながら、峠を目指した。冠山峠にはかなり広い駐車場が
あり、車は留めやすい。標高1000m位あるせいか、ブナの巨木/古木が圧巻である。
14年前の同日に見たスミレの花は、なかなか見つからず、あきらめかけていると、
花の跡らしき、スミレの葉を見つけた。2W位前に咲いていたと推測された。
その他、アカモノ(イワハゼ)などの高山植物を見つけることができた。
相棒の知識の応援を得て植物の名前を追記しました。 2024/6/30