このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
今日は年度末であり、決算日だ。
東日本大震災から10回目の決算日。
毎回よく乗り越えてきたものだと我ながら感心している。
時期的なものとして、最近、新聞紙上でたびたび取り上げられているのが、「グループ補助金」を利用して再建を果たした企業の破綻や苦境だ。
例えば、石巻市ではその傾向が顕著で、大震災前に200社あった水産加工会社のうち、この9年間で少なくとも20社前後が倒産もしくは廃業したという。
業種が異なる当法人は当該補助金こそ利用しなかったが、他の補助金の自己負担分と、流失した事業所のローン残額の、いわゆる二重ローンに同じように長く苦しめられてきた。
ただ、融資に関して、据え置き期間を設けなかったことから、早いものだとすでに支払いが終わるものが出始め、今年(来年度)はそのピークにあたっている。
こんな日が本当に来るとは。