今日は当法人のGHぽらん気仙沼の開設12周年記念日で、(社福)千香会さんのGHぽらんの開設13周年記念日でもあります。
歴代管理者・職員たちのさまざまな尽力を思い返し、そっと首を垂れながら、予定されている記念行事に臨みたいと思います。
ある時、川を渡りたがっていたサソリが泳ぎの得意なカエルに向こう岸まで渡してくれるよう頼んだ。
カエルは断った、
「だめだ。きみを背負ったところで僕はきみに刺されて死んでしまう」
サソリは言い返した、
「何て理屈の通らない言い草だ。きみが死んだら、僕まで溺れてしまうだろう」
そう言われてカエルは納得し、サソリを背負って川を渡り始めた。
ところが川の真ん中でカエルは背中に痛みを感じ、刺されたことを知った。
「理屈だって!」
サソリと共に沈みながら、カエルは叫んだ、
「理屈も何もないじゃないか!」
するとサソリは言った、
「分かってはいるけれどやめられない。それが僕の性(さが)なんだ」
オーソン・ウエルズ監督・脚本・主演の映画「ミスター・アーカディン」(1955年)の中で、ウエルズ扮する謎の大富豪アーカディン氏が仮装舞踏会に集まった客たちに披露している、出典不明の小話。
非常に印象の強い内容なせいか、そのあと繰り返し映画やドラマに引用されており、元ネタは「イソップ物語」、あるいはインドの寓話だなどという方々もいるが、案外ウエルズの創作かも、と個人的には思っている。
「第三の男」(1949年)の「黒い点を数える」話や、下の「鳩時計」の話のように。
「誰かが言っていただろ、イタリアではボルジア家の30年間の圧政下で戦火や恐怖、殺人、流血が横行したが、ミケランジェロやダ・ヴィンチのルネサンスが誕生した。ではスイスはといえば、友愛精神の下で500年にわたる民主主義と平和がなにを産み出した?―鳩時計だ!じゃあな、ホリー」
貧しい木こりの子だった与兵はお嬢様からいただいた高価な反物を売って学費に代え、法律を学んで検事になった。
その大恩あるお嬢様は大逆事件に関与したとの嫌疑をかけられて逮捕され、そのまま行方が分からなくなっていた。
時は容赦なく流れて行った。
やがて与兵はS高等検察庁の検事長まで登りつめた。
彼は職権を慎重に使って当時の調書をやっと入手したのだが、それはボロボロの表紙のみで中身はなかった。
その夜、与兵は庁舎に火をかけた。
紅蓮の炎が天を焦がすかと思うほど高々と立ちのぼり、彼の怒りを代弁していた。
与兵はそのまま汽車に乗り、数十年ぶりに故郷へ戻った。
お嬢様の大きな生家の裏山に登り、暮れ行く夕空をぼんやりと眺めていると、遠くの山の方から飛んできた一羽の鶴が彼の頭上で二度、輪を描いた。
ああそうか、オレはここから始まってここで終わるのだな。
与兵は穏やかにつぶやいた。
出張の帰り足に、ジョアンでアップルパイを買いました。
結構大きめです。
パン屋さんのパイだけにとてもサクサク。
その分、散らかりやすいので要注意です。
「-駅前プラザが完成 高齢者相談室は業務開始-
気仙沼市が、JR気仙沼駅前で整備を進めてきた複合施設「気仙沼駅前プラザ」が、完成した。1日には高齢者相談室が開所。災害公営住宅入居者らのコミュニティー拠点となる集会施設や、飲食店などのテナント、ハローワークも順次オープンする予定で、駅前のにぎわい創出につながることが期待される。
気仙沼駅と市営気仙沼駅前住宅に隣接する気仙沼駅前プラザは、昨年9月に建設が始まり、先月28日に市に引き渡された。鉄骨造り2階建て、延べ床面積は約1300㎡で、名称は地元自治会などへのアンケートを経て決定した。
1階には早速、NPO法人なごみが市からの受託業務として「気仙沼上・中・新月地区高齢者相談室」を開所した。生活援助員(LSA)が常駐し、主に地区内の災害公営や防災集団移転団地の住民の安否確認、見守りを行うほか、日常の心配事などの総合相談を受け付ける。平日の午前9時から午後5時まで。
同じく1階に入る集会施設は4月1日の供用開始予定。使用の申し込みなどは、指定管理者が決定するまでの間、市地域づくり推進課で受け付ける。テナントには、障害者の就労支援や手作り小物の販売などを行う「働希舎かもみ〜る」、「とんかつ勝子」が入り、内装工事を終え次第、順次営業開始する。2階には、東日本人震災で被災し、仮設事務所(東新城)で業務を行っているハローワーク気仙沼が移転するが、利用者に支障がないよう年度末や初めの多忙な時期を避けて引っ越し作業を進めるという。」
(3月3日付 三陸新報より)
当法人が気仙沼市から受託していた「気仙沼上・中・新月地区LSA」が「気仙沼上・中・新月地区高齢者相談室」と名称を変え、このほど新築なった駅前プラザへ移転しました。これで当法人が運営する高齢者相談室は南地区高齢者相談室に続いて二つ目となります。
このことについて、職員一同、非常に誇らしく感じておりますし、市当局の懐の深さに感服しております。
この気持ちを忘れず、これからさらに本市の社会福祉の増進に寄与して行くことを、改めてお誓い申し上げます。
駐車場側から