
(YOSAKOI ソーラン祭り。Wikipedia より。)
いまは中学校の体育でダンスを教えるくらいだから、若い人には人前で踊ることに抵抗のない人も多いだろう。だが、私が子供のころは違った。私自身のことを言えば、小学校の4年生くらいになると、もう地域の盆踊りにさえ参加するのがイヤだった。
現在でもカラオケができる人とできない人がいる。できない人は技術以前に恥ずかしくてできないのだ。私はシラフではカラオケができない。酔えばできる。踊りは酔ってもできない。
私より年上の人には、両方ともできない人が多い。若い人にはできる人が多い。人前で踊ったり歌ったりするのが好きな人と、絶対にできない人に人間を2分できるかもしれない。
むかし、硬派軟派という言い方があった。この2分法と、人前で歌や踊りができるできないという2分法は、完全に同じではないが、けっこう重なる部分が多いような気がする。
(心理学用語を使えば「退行」(赤ちゃん返り)ができるかできないかとも表現できる。「退行」ができる人のほうが「大人」だったりする。)