(ぐるなび「大江戸」より引用。)
私が子どものころは、ウナギやマグロは大人のしかも上流の食べ物で、年に一度食べられるかどうかでした。
進学率は高校進学率が50%以下、大学進率学が10%以下でした。むかしは、よくできる子も家庭の経済事情で、中卒ですぐに働きに出ました。(参考:昭和30年代の農家は苦しかった)
現在では高校進学率ほぼ100%、大学進学率ほぼ50%です。日本の家庭が豊かになったからに他なりません。
当然、ウナギやマグロをたくさん消費するようになりました。そしてとうとう、日本ウナギやクロマグロが絶滅危惧種になりそうです。
美食と進学率は正比例するのですね。しかし、ことはそれだけでは終わりません。経済成長著しいインドや中国の人々も美食を欲するようになるでしょう。現在の日本の人口の20~30倍の民が、よい食材を求めるようになります。
高校や大学はいくらでも造ることができますが、食材はそうは行きません。そうなると、進学率が上がっても、美食ができなくなります。ごちそうと進学率の正比例関係が終わるのは、もうすぐそこまで来ていると私は考えています。(インド中国の人々はついに現在の日本の美食に到達できないでしょう。)
(美食生活が終わることを、2015-02-22 の記事にも書きました。ご参照ください。)
※今日、気にとまった短歌
サッカーで覚えし国を得意気に地球儀に捜す小三の子ら (宮崎県)大坪三紗子
残念ながら美食とはあまり縁のない生活ですが、「美食生活が終わる」というのは。そういう時代になっているなと思います。
お隣の大国が買い占めていますから。
ワインもいいものは買い占められているというし。でもどんなお金持ちでも、最後の晩餐では子供の頃に食べて育った物が食べたいということを栄養士さんから
お聞きしました。
ワインどころか、材料のぶどうのうちに食べるようになるかも知れません。