毎日、プロ野球について語られ過ぎる。NHKでさえプロ野球のライブを放送する。夜9時のニュースの後には、プロ野球の点数だけを報じる。うるさくて仕方がない。
山本夏彦翁は言った「プロ野球は女性のほとんどは興味がなく、男性の半分だけが見る。プロ野球を見るのは国民の4分の1に過ぎないのに全員が見ているかのように思っている。(大意)」。
だいたい私は野球のルールを知らない。むろん誰がスター選手なのか分からない。見ていてもチンプンカンプンなので、プロ野球は見ない。
タクシードライバーに「今日、中日が勝ちましたねぇ」と話しかけられても、そんなことは知らない。(名古屋地方は圧倒的に中日ファンが多い。)
中日新聞社が名古屋を拠点としていることの一点だけで、熱狂的に中日を応援するのって、どうよ。そして応援する者同士で妙な連帯感をもつなんて気持ち悪くないですか?
※私の俳句(秋)
鳥渡る岸の工場は煙吐き
(1)
嫌いなら話題にしなければいいのに、ことさらに話題にして、微に入り細に入り、ぐじぐじ、ぐじぐじ腐す(くさす)中里先生が大好きです。(笑)なぜなら読んでいて面白いから。
(2)
山本翁は認識を間違えていると思います。国民の4分の1が好むって、それは大変なことなのです。今の時代で言えば、およそ3000万人が好むものって、そうざらにはないでしょう。私の大嫌いなAKBなんかも、3000万人もファンがいるわけがない。それでも大手広告会社は、いい年をした成熟した大人も含めて、日本全体がAKB旋風に心地よく巻き込まれていると宣伝するでしょう。
(3)
国民のもし4分の1が好むというのが事実であるのなら、電車の中に満遍なく4人に1人が昨晩の野球の話をして盛り上がっている…ということになるでしょう。その現場を目撃した人は、たぶん日本人はみんな野球が好きなのではと思ってしまうでしょう。数というものの客観性も、所詮、その程度のものなのです。
(4)
紅白歌合戦にからんで「国民的歌手」「国民的アーチスト」という言い方がされます。B'z、ミスチル、SMAP などが対象とされることもあるようですが、私個人は全くその歌を聴いたことがありません。興味がないのです。嵐、いきものがかり、福山雅治、ゆず、サザン、宇多田、ポルノグラフィティ…などなど枚挙にいとまがありませんが、これだってせいぜい4分の1、いやそれ以下のレベルでしょう。
(5)
数値的にはこのようなレベルを基準とすれば、団塊の世代にとっては野球は「全国の」少年たちをひきつけた放課後の遊びだと思います。それほどに運動神経がすぐれていた訳でもないこの私でも、放課後や、日祝日に、近くの警察学校のグランドで、草野球を大いに楽しみ、小学校時代に基本的にルールは覚えてしまいました。これが私の時代のオーソドックスな姿でしょう。中里先生が「極めて」珍しい、例外君なのです。(笑) またバカなことを言って私を楽しませてください。
シナモン:https://twitter.com/yamkam1020
面白がってくださり、なによりです。
近々、上京します。