黒猫ジジィの毎日にゃん!教室のみなさんとジジィを紹介   

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【なるせ音楽教室】

たのしく歌いたい

2008-03-09 | ♪ヴォーカルのレッスン風景

ヴォイストレーニング徒然

 

♪趣味で楽しく歌いたいのです

 

「歌うと自然に楽しくなります。なんか気が楽になります」

確かに、そうなんですが、

実はただ歌うだけではそのうちにつまらなくなるのですよ。

歌っているのに楽しくならない・・。 それは受身的思考。

歌を聴いてくださる人を(たとえいなくても)イメージして

その人を楽しくさせてあげたいと思い、工夫しながら歌うことで、

人を楽しませているのだけど、

本当は自分が楽しんでいることに気が付くのです。

そうすれば歌うことが楽しくなります。

 

 

♪ご自身の歌を、本格的にスタジオ録音したCDを持ってこられた方。

 

私が歌うよりお上手です。

ただスタジオ内でお客様を意識したわけではないですから、

こじんまりまとまってしまっている。

 

「パンチの効いた声になりたいのです」

まずは 広いライブ会場をイメージしてください。

メッセージを伝えたい 聞いて欲しい

そんな気持ちを大事にして下さい。

 

「人を幸せにしてあげると

自分も幸せになる」

音楽はその授受作用を実感させてくれます。

 

 


幻想即興曲

2008-03-09 | ♪いつものレッスン風景

 

歩美さんが小学校高学年の頃、

「この曲が弾きたい、ねぇこんな曲♪なんていう曲なの」と一生懸命、口三味線で

メロディーを歌ってくれました。

歌っても舌も回らない、ましてや手も回らないショパンの名曲。

「難しいわよ 大きくなってからね」 そう引き止めてから何年がたったのでしょう。

今度の発表会の曲に選びました。高校3年生になります。

 

弾きたい曲にはとても情熱を傾けるのはよく知っていまから、

この度は、なんの迷いも無くOKを出しました。

いま ペダルを使わずに、ゆっくりゆっくり緻密に音読みです。

早く弾くのは、ゆっくり弾いてテンポがずれなくなってから。

ゆっくり弾いて音をはずさなくなってからと約束しました。

ゆっくり最後まで弾き切るのはとても集中力が必要で、

誰にもできるものではないのですよ。ついちょっと弾けるようになると

早く弾きたくなる曲ですから。

 

それを歩美さんは、とても丁寧に取り組んでいます。

 

ふと手をみると、子どもの手をしていた彼女が、

小柄で小さい手なのですが、大人の手つきに変わっていました。

そうだわね もう高校3年生になるんだもの。(しみじみ)

 

手が小さい分、手首、腕を柔らかく動かして、カバーして欲しいです。

どんな幻想即興曲になるか楽しみです。