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【なるせ音楽教室】

レッスンでのストレス

2008-03-18 | 音楽いろいろ・ちょっと言いたいだけ~

 

先生にもストレスがあるのですよ。

何にストレスを感じると思いますか?

 

ピアノレッスンにおいて、

「もし家庭でピアノで練習されていたならもっと伸びるだろうな」と

思うときです。

家庭で電子ピアノ、キーボードで練習されている方が多いです。

家庭にお持ちの楽器で、教室でのレッスン内容を変えるつもりはないのですが

変えざるを得ない状況に置かれます。

それぞれのご家庭のご都合もあおりでしょうから、

電子ピアノやキーボードで練習している子がダメで

ピアノで練習している子が良いとは捉えないでくださいね。

 

あくまで先生のストレスに対する繰言と思ってください。

 

国内有名楽器メーカーも 時代のニーズに応じて

電子ピアノをたくさん生産したあげく、やっぱり普通のピアノのが必要ですと

ピアノ返りを喚起する広告を出すくらいです。

便利さや手軽さだけを前面に出し、改良はされてきたもの

楽器の特性を充分に知らさなかった生産者にも少しは責任があると思います。

 

いつまで続くかわからないから・・

専門家にさせるつもりはないから・・

 

お稽古事をさせるのなら、

テクニックだけでなく音楽に対する思いや、それに対して取り組む

練習態度を学び、それらのことが生活の中に、有形無形で

役にたったと思えるようになるまで継続するのが理想です。

 

いつまで続くかわからないから・・は逃げ口上で、

専門家にさせるつもりはなくても、趣味といえども

ピアノの音が持つ豊かさを感じる喜びがないと上達しません。

 

これが書道なら、筆ペンを持たせないでしょう。筆を持っていきます。

テニススクールに卓球のラケットは持って行きません。

ピアノは高価なだけにご家庭でも迷いが生じるのでしょう。

 

ある時「ピアノを買ってから、腹決めして覚悟して習いに来て欲しいですよね」と

楽器屋さんにつぶやいたら、「先生!是非そう言い切ってくださいよ」と

激励されましたよ(笑) そのときの楽器屋さんも商売気抜きでした。

 

 

レッスンで伝えたことが、家庭での練習で反映できないから

また、同じことを注意しなければならない。

生徒さんがそれを聞き分ける耳と能力を持っていないのでなくて、

その能力を育てようとしないから出来ないのです。

 

ピアノの上達、楽器の上達は先生と、習う本人と、保護者様の思いと

そして家庭での環境 3人4脚かしら。

 

音楽に傾ける思いは人さまざま。

以上の内容は私のこれからも願い続ける祈りのようなものです。

 

お時間のある方はもしよろしければ

カテゴリーの「電子ピアノ」をご覧下さいね。