nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

蛍光管のLED化第三弾 スリム管20W+34W形丸形蛍光管

2023-01-17 08:22:51 | 工作
先日見つけたアイリスオーヤマ製の調光リモコン付き丸形LED管ですが、脱衣場の30W丸形蛍光管がかなり暗くなって来たので一番小さいサイズで安価でしたのでお試しで交換しました。

結果は先日のブログのとおり、期待どおりでした。

実はこの製品群はスリム管にも対応していて、スリム管の細い止金具にも付属のパーツを利用することで設置可能です。
家の中で一番長時間使用して電力を使っている私の書斎の蛍光管をこのLEDに交換することにしました。

先ずは事前調査です。

●既存機器から

カバーを外すとこんな感じの器具になっています。

内側は20W、外側は34Wのスリム管です。
蛍光管の型番的にはそれぞれFHC20EN-PDL、FHC34EN-PDL。

FHCから始まる蛍光管は電子安定器方式(インバーター方式)のものでグローランプやコイルで出来た安定器は使わず、写真下の大きな四角い箱の中に発信回路などの電子機器が組み込まれています。

消費電力は20W+34W=54Wでは無く、インバーター回路での消費もあるため実質的な消費電力は70W程度になります。
(従来のコイル型安定器でも3W~10W(蛍光管のW数で変わります)のエネルギーロスがあります。ですので既存蛍光管照明器具をLED化する際には直結工事をしないと、とても損なのです)

ただ、インバーター方式は高周波点灯になっているため電力交流の50Hz(関東)の様なチラつきは無いので手を早く振っても指が何本も見えたりするような事は無く、目には良いかも知れません。
とは云っても、LED照明は昔の蛍光灯の様な明らかなちらつきは感じません。(カメラを向けるとフリッカーが出る事はあります)

●代替LED管の調査
 アイリスオーヤマの製品群にはスリム管20W+34Wに対応するものはありませんでした。
 近いものはスリム管27W+34Wの二本分の明るさを一本で賄うLED管があります。
 先日のブログの様に、このシリーズには調光用のリモコンが付いているので、明る過ぎる分には輝度を落として(5段階)使うことが可能です。
輝度を落とせば勿論消費電力も下がります。

管のサイズ的にはスリム管34W(外側の大きい方)の大きさになっている様です。
ただ、太さは従来型の太い管サイズなので、スリム管の器具には付属のパーツを使って取り付けます。

●消費電力の低減量

 前述しましたように、既存器具は約70Wの消費電力で、今回買おうとしているLED管は31.5Wです。

つまり「55%の低減」、38.5Wの低減と云う事になります。

金額的には 月240円の低減額です。(電化上手夜間帯電力料で8時間使用で計算)
(38.5W✕8時間✕30日)/1000✕25.94円≒240円/月

年間では2,880円の低減額になります。

今回のLED管購入額は約5,500円ですから約2年で元を取れます。
新たなLED照明器具購入より遥かに安いですし、既存蛍光管二本(20Wと34W)購入額と殆ど同じで、寿命は4倍以上ですから交換しない手はありません。

更に凄い点は、仮に新たにLED照明器具を買うと、LEDが器具の中に直付けで取り付けられています。
どういう影響が有るかと云えば、LEDの4万時間(一日8時間で約13年)の寿命を終えた場合には、器具全部を交換しなければいけなくなりますが、今回の様にLED管の交換であれば、次回もLED管だけの交換で済むという事です。

調査が済んで低減確証が得られたので早速購入しました。

前回購入した30W形蛍光管代替LEDと箱の大きさの比較です。


内容物はLED管のサイズ以外は前回ブログと全く同じです 。


外側の大きい方の蛍光管のサイズになります。

このLED管の太さは従来型の太いサイズなので、既存のスリム蛍光管を外して付属の太さ変換用のアダプターをLED管の3か所に取り付けます。


その状態でスリム管の付いていた留め金具に小さい方の輪っか部をハメ込んでLED管を器具に取り付けます。
(スリム管でない照明器具であればそのまま取り付けられます)

部屋が暗かったので、既に通電して明かりが点いた状態の写真を載せますが、こんな感じに取り付けます。
LED管が留め具の下になるような状態で取り付けるとカバーを取り付けた時にカバーがLED管に接触しますので、外側斜め上になる様にした方が良いです。


電源の接続です。
既存の器具の接続ケーブルのコネクタを抜いて、代わりに製品に付属してあるコネクタを接続します。


そのコードをLED管に繋がっている電源部に接続して完了です。

前回ブログで説明したLED管に直結の電源部はリモコンの受光部にもなっていて、裏面の磁石で既存の照明器具の金属部に張り付けられます。
(下記写真LED管内側右上の四角いプラスチックの物)


既存の蛍光管への接続コネクタコード等は、内側の蛍光管の留め金具に引っ掛けて垂れ下がらない様にしておきましょう。

カバーを付けて完了です。


今回のLED管は前回の環境と違って、明るさ的には既存蛍光管より若干
明るい程度なので、リモコンで輝度を一段下げると既存の蛍光管の時より若干暗く感じるので、MAXで使うことにしました。
それでも55%の消費電力削減ですから申し分ありません。

なお、前回のブログの際にも書き漏れましたが、同じ蛍光管でも「シーリングライト用」と「ペンダントライト用」が有って、天井直付けの照明器具の場合には「シーリングライト用」を購入してください。
LED管本体は同一ですが、付属される配線パーツが違いますので、「ペンライト用」では接続できません。
その逆も然りです。

もう一つ付け加えると、照明器具の既存の電気回路の線は外すことになるので、既存器具に付属の常夜灯の豆球は点ける事が出来ませんが、リモコンのスイッチでLED管の中の常夜灯を点灯させることが出来ます。

以下にAmazonのリンクを貼っておきますので参考にしてください。
 

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