(1)非核三原則を表向き国是とする日本を取り巻く核問題論議が米国でなぜか盛んだ。1970年の日米政府による沖縄返還交渉で沖縄への核持ち込み容認が密約されていたことは米国の公文書公開で明らかになっていることから、米国政府にとっては日本の非核三原則などあってないようなものとの認識だ。
実際に日本に寄港する米軍艦船をいちいち検査など出来ないので、まして米国としては軍事機密上、核搭載など公表しない方針なので、日米安保、軍事同盟関係上は日本の非核三原則は「原則」であって、守られるべき国のテーゼ(these)ではない。
(2)オバマ大統領は来年1月までの任期わずかになって、自論の「核のない世界」への道筋(legacy)をつけようと広島慰霊訪問に続き、9月には共和党優位で承認の見込みのない米国議会を差し置いて国連安保理に直接核実験全面禁止決議案を提出する構えだ。
さらにここにきて、核兵器の先制不使用政策の検討(報道)に入っているといわれて、米国ではこれに安倍首相が反対を唱えて難航している伝えられている。
(3)1970年の沖縄密約交渉(いまだに日本政府は密約存在を否定)と同じく、日本政府はこの米国の核兵器の先制不使用政策への日本の反対を否定しているが、安倍政権の本音と建前の使い分けだろう。
解説によれば米国による「核の傘」が日本の安全保障には不可欠だとの日本政府の認識が強いとある。世界で唯一戦争による原爆投下国(米国)と被爆国(日本)とのある意味今日的政治思想、主義支配優先の打算による協力国、軍事同盟国という奇妙な日米関係であるが、日本の方から米国の核兵器先制不使用政策に反対を唱えるのもあってはならないことだ。
(4)これでは米国に対しても世界に対して非核三原則の日本のあやしげな立場は信用性を損なうことになるダメージだ。
共和党大統領候補のトランプ候補が日本の駐留米軍経費負担の増加を求めて、できないなら日本から米軍を撤退させる条件で日本も核兵器を保有することを認める発言をしていることに、民主党のバイデン副大統領が戦力を保持しない日本国憲法は米国が書いたものだと共和党トランプ候補発言をけん制したことが話題となっていた。
(5)どうやら米国政治の要職にあるものとしては初めて日本国憲法は占領下で米国が書いたものだと発言したことのようで、米国では大統領選の話題で戦後米国占領下の日本まで話題になり取り沙汰されている始末だ。
安倍首相としては日米安保体制をさらに集団的自衛権の行使により海外の紛争地域での軍事同盟協力関係を強化しようとしているのだから、今さら「核の傘」不可欠論による米国の核兵器の先制不使用政策に反対するというのもおかしな話だ。
(6)あれも、これも、どれもの政策に手を出して安倍政権の国防、防衛政策の自己矛盾、節度のなさを露呈させている。
これでは賢明な国の政策、外交とはいえない。やはり米国に少々あなどられている日本(with disregard to japan)だ。
実際に日本に寄港する米軍艦船をいちいち検査など出来ないので、まして米国としては軍事機密上、核搭載など公表しない方針なので、日米安保、軍事同盟関係上は日本の非核三原則は「原則」であって、守られるべき国のテーゼ(these)ではない。
(2)オバマ大統領は来年1月までの任期わずかになって、自論の「核のない世界」への道筋(legacy)をつけようと広島慰霊訪問に続き、9月には共和党優位で承認の見込みのない米国議会を差し置いて国連安保理に直接核実験全面禁止決議案を提出する構えだ。
さらにここにきて、核兵器の先制不使用政策の検討(報道)に入っているといわれて、米国ではこれに安倍首相が反対を唱えて難航している伝えられている。
(3)1970年の沖縄密約交渉(いまだに日本政府は密約存在を否定)と同じく、日本政府はこの米国の核兵器の先制不使用政策への日本の反対を否定しているが、安倍政権の本音と建前の使い分けだろう。
解説によれば米国による「核の傘」が日本の安全保障には不可欠だとの日本政府の認識が強いとある。世界で唯一戦争による原爆投下国(米国)と被爆国(日本)とのある意味今日的政治思想、主義支配優先の打算による協力国、軍事同盟国という奇妙な日米関係であるが、日本の方から米国の核兵器先制不使用政策に反対を唱えるのもあってはならないことだ。
(4)これでは米国に対しても世界に対して非核三原則の日本のあやしげな立場は信用性を損なうことになるダメージだ。
共和党大統領候補のトランプ候補が日本の駐留米軍経費負担の増加を求めて、できないなら日本から米軍を撤退させる条件で日本も核兵器を保有することを認める発言をしていることに、民主党のバイデン副大統領が戦力を保持しない日本国憲法は米国が書いたものだと共和党トランプ候補発言をけん制したことが話題となっていた。
(5)どうやら米国政治の要職にあるものとしては初めて日本国憲法は占領下で米国が書いたものだと発言したことのようで、米国では大統領選の話題で戦後米国占領下の日本まで話題になり取り沙汰されている始末だ。
安倍首相としては日米安保体制をさらに集団的自衛権の行使により海外の紛争地域での軍事同盟協力関係を強化しようとしているのだから、今さら「核の傘」不可欠論による米国の核兵器の先制不使用政策に反対するというのもおかしな話だ。
(6)あれも、これも、どれもの政策に手を出して安倍政権の国防、防衛政策の自己矛盾、節度のなさを露呈させている。
これでは賢明な国の政策、外交とはいえない。やはり米国に少々あなどられている日本(with disregard to japan)だ。