(1)イーロン・マスク氏がやけに元気だ。X(ツイッター)を買収したのは後に大統領候補として支持するトランプ氏のアカウントを停止したツイッターに対して、自らツイッターを買収してトランプ氏のアカウントを復活する目的がかい間見える。
その後ツイッター職員には時間を問わない激務を強要して応えられない職員を大量にリストラした。
(2)企業経済効率化構想というよりはツイッター買収によりトランプアカウント停止に対する報復人事という思惑がある「大改革」のようにみえた。そして今度はトランプ政権で当初は助言機関だった政府効率化省を政府機関に格上げしてトップに就任して政府機関職員のリストラに取り組んでいる。
(3)報道によるとXリストラと同じ手法で政府機関職員全員にメールを送り、早期退職を勧め政府機関(国際開発局)の閉鎖をトランプ大統領も同意したといわれる。民主党前政権時代は年末になると議会多数派の共和党の反対を受けて追加予算が通らずに債務不履行に見舞われて政府職員の給料も未払いに迫られる事態も報道されているので、政府予算効率化見直しは悪いことではないがイーロン・マスク氏が新設の政府効率化省で一体何をどうしようというのかがはっきりわからない、伝わらない中で、やたらにただ大幅リストラ、経費削減を押し進めるではやはり民主党前政権への報復対応としか伝わってこない。
(4)トランプ大統領同様に政治に経営、経済手法を使って確かに膨れ上がった政府機関職員のリストラ、縮小をしようというのは、政府が債務不履行に見舞われることが多いだけに必要といえば必要なのだが、リストラ経営、経済手法が適切なのか、政治と経営、経済手法では目的、方法、理念の違いがあり違和感、問題はある。
(5)8年前に不動産王から政治経験もないままに米国大統領になったトランプ大統領同様にテスラCEOとして世界長者番付1位となって、今度はトランプ政権に入り規制緩和を進めて自らの企業利益に有利な働きかけをするのではないのかともいわれて何かとおかしな元気だ。
トランプ大統領就任後、次々と大統領令でバイデン前民主党政権の政策、慣例を廃止して独断、偏向した政治を進めており、同類のトランプ関税主義、マスクリストラ主義が米国政治、経済をわからなくしている。