(1)ジャーナリストで評論家の立花隆さん(80)が亡くなったとの報道があった。実際は4月に亡くなったということだが、まだまだガンバッテほしい年令だった。文藝春秋での「田中角栄 その金脈と人脈」でロッキード事件に迫り豊富な調査、取材、エビデンスで事件の核心に迫り、権力集中でむずかしいとされる首相(田中角栄)の犯罪を暴きジャーナリズムの正義(justice of journalism)を貫いた。
同じ日、安倍前首相にかかわる森友国有地払下げ疑惑での公文書改ざん問題で裁判所が開示を求めた自死した財務省職員が事件の経緯を記録したとされる「赤木ファイル」を国が提出した日と重なり合った。ジャーナリズムの因縁だ。
(2)立花隆さんの事件を追う執拗で繊細にして核心に迫るジャーナリストとしての調査、取材、エビデンスを期待して、待つかのような隣り合わせの新聞報道だった。政治も報道、ジャーナリズムも調査、取材、エビデンスの力が落ちて国会追及、審議でも報道、ジャーナリズムでも核心に迫ることがなく、真相究明、解明ができずに問題、疑惑はうやむやのまま終わるというくり返しでその象徴としての森友、加計問題であり桜を見る会問題だ。
(3)森友国有地低価格払下げの公文書改ざん問題では、当時安倍首相の昭恵夫人のかかわりが伝えられ、佐川理財局長の国会での記憶にない答弁ではぐらかし、その佐川局長がその後論功行賞のように一時国税庁長官に転出(批判を受けて辞職)するなど意図、証拠、エビデンスがあきらかな事件問題であり、立花隆さんの調査、取材、エビデンスがなくても事件の構図、背景はあきらかで明白な疑惑事件であった。
(4)かっての政治、社会、国民は、いい悪いがはっきりしていて、問題を起こせば選挙で反発、批判、不支持を受けて打撃、ダメージを受けたもので政治家、政党もそれなりの覚悟が必要であったが、今日的政治、社会、国民は自身の個人の立場、生活、利益に問題がなければ、安定していれば政府の政策には反対しても政権は支持するという小市民的国民意識が幅を利かせている。
(5)立花隆さんが貫いたジャーナリズムの正義、首相の犯罪も見逃さない信念、良心、公正で公平、平等な社会思想が求められる今日的日本だ。
同じ日、安倍前首相にかかわる森友国有地払下げ疑惑での公文書改ざん問題で裁判所が開示を求めた自死した財務省職員が事件の経緯を記録したとされる「赤木ファイル」を国が提出した日と重なり合った。ジャーナリズムの因縁だ。
(2)立花隆さんの事件を追う執拗で繊細にして核心に迫るジャーナリストとしての調査、取材、エビデンスを期待して、待つかのような隣り合わせの新聞報道だった。政治も報道、ジャーナリズムも調査、取材、エビデンスの力が落ちて国会追及、審議でも報道、ジャーナリズムでも核心に迫ることがなく、真相究明、解明ができずに問題、疑惑はうやむやのまま終わるというくり返しでその象徴としての森友、加計問題であり桜を見る会問題だ。
(3)森友国有地低価格払下げの公文書改ざん問題では、当時安倍首相の昭恵夫人のかかわりが伝えられ、佐川理財局長の国会での記憶にない答弁ではぐらかし、その佐川局長がその後論功行賞のように一時国税庁長官に転出(批判を受けて辞職)するなど意図、証拠、エビデンスがあきらかな事件問題であり、立花隆さんの調査、取材、エビデンスがなくても事件の構図、背景はあきらかで明白な疑惑事件であった。
(4)かっての政治、社会、国民は、いい悪いがはっきりしていて、問題を起こせば選挙で反発、批判、不支持を受けて打撃、ダメージを受けたもので政治家、政党もそれなりの覚悟が必要であったが、今日的政治、社会、国民は自身の個人の立場、生活、利益に問題がなければ、安定していれば政府の政策には反対しても政権は支持するという小市民的国民意識が幅を利かせている。
(5)立花隆さんが貫いたジャーナリズムの正義、首相の犯罪も見逃さない信念、良心、公正で公平、平等な社会思想が求められる今日的日本だ。