いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

新社会人には薦められない。 can't recommend to new social worker

2024-04-02 20:34:04 | 日記
 (1)4月は新社会人を迎える季節であり、岸田首相も参院決算委員会で自民党議員質問者から新社会人に対する言葉を求められて現在の自らの置かれた立場、心境そのままの答弁となった。「人生において無駄なものは何もない。どんな苦難も意味があると信じている。」(報道)と述べた。
 
 (2)岸田内閣支持率は自責点も多く10%台もある低空、低迷が続き、国民不支持率は70%台と圧倒的に信頼はなく、それでも党内に有力な対立後継者も出てこずに何となくふわふわと岸田政権が続いているという苦難のモヤモヤ感の政治現象をみせられている。
 これまでの自民党であればすでに危険水域を超えた岸田首相、内閣でこれに代わる後継者が手を上げ、声を上げて岸田降しで騒然としているところだ。

 (3)国民の高い不支持率の中でも首相として国のかじ取りを任せられ、やっていれば、「人生において無駄なものは何もない」という心境だろう。「どんな苦難も意味があると信じている」のが本心なのだろう。岸田首相の実感がにじみ出ている。

 (4)しかしこれから自立して世の中に出る新社会人に対しては、薦められない人生先輩の言葉だ。薦めれるとしたら、近年は就職してすぐに転職を考えて2~3年で転職する人も数十%はいるという結果もある時代で、こちらは勝手に周りが裏金問題で党内第大派閥安倍派を含めて政治圧力をかける派閥解消が進み、総裁、総理を目指す安倍派の幹部議員がことごとく引責に追い込まれて、経済は株価が最高値続きで春闘では5%超のこれまでにない高い賃上げを実現するという岸田首相に有利な状況が生まれている。

 (5)岸田首相には不思議な巡り合わせで、人生において無駄なものは何もなくどんな苦難も意味があるという、何もせずともじっとガマンして待てば来るものは来るという心境の吐露だろう。
 が、しかし、若い新社会人に素直に伝わるのか、受けいれられるのかは保障できない。時代はグローバル時代、IT、AI時代で若者は、時はもっと世界を見据えて冒険家で潔(いさぎよ)いものだ。

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モヤモヤ感。 a feeling of fogginess

2024-04-01 20:15:54 | 日記
 (1)日本は新年度を迎えたが、政治、経済、社会で「モヤモヤ」(foggy)したものを抱えて高揚感というわけにはいかない。能登地震復旧、自民党裏金議員の処分、34年ぶりの日銀マイナス金利解除でも円安物価高が続き、4月の衆院3補選の結果は岸田政権に厳しい政治、経済、社会事情となるが、支持率低迷でも気にせずに何かとやっており、モヤモヤ感払拭の結果がでるのは9月の自民党総裁選であり11月の米大統領選の結果次第であり、岸田首相にはそれまでに解散総選挙に打って出る余力は見当たらない。

 (2)それまでに世界はウクライナ戦争にイスラエルとハマスの戦闘がどうなっているのかによっては、世界もモヤモヤ感が充満して時代の方向性が定まらない。理不尽な戦争、戦闘が長引けば国際テロの介入、挑発を招くことになり、モスクワでのISが関与したとのテロ事件にかかわり仏がウクライナに派兵支援するとの報道もあり、パリ五輪開催もあり、欧州でも再びテロの標的脅威に警戒をみせている。

 (3)日本、世界でモヤモヤ感がなかなか払拭できないで時代の方向性が見いだせないでいる。しばらくはそれぞれの責任の中で各国、各自がやれることをやっていくしかないが、それではモヤモヤは解消しない。
 米国は11月の大統領選はどうやらバイデン大統領とトランプ前大統領の4年前に戻っての争いになりそうで、どちらが大統領に選ばれても政治的方向性がみえて、すでにその期待感は薄く弊害ばかりが伝えられているモヤモヤ感だ。

 (4)米国ではその先の4年先の大統領選での有力な候補者は出てこずに見当たらず、むしろ4年先の世界の政治状況が見通せない不安感は大きい。米国も含めて世界の政治状況がどうなるのか、今でも「Gゼロ」時代といわれて世界の秩序、規律、規範が揺らいでいる中で4年先もモヤモヤが続いているようでは、あるいはもっと増幅している世界は想像できないものだ。

 (5)米ソ冷戦の思想信条主義の政治時代では理不尽な思想対立もあったが、解消に向けて米国でも志の高い若いケネディ大統領が登場して政治に国民的躍動感があった。今の経済協調、林立時代では米国も中国も市場経済主義の基盤で競争して国家利益に違いが見られずに政治の影響力が薄れて、IT産業などの経済界から有力な政治指導者が出現する可能性もある。

 

 

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