例によってあの本を読み直しの最中。1回目読んで
わかりにくかった部分もだいぶ読み下せるように
なってきた感じ。
で、FFTを掛けると計算できるDFT値とスペクトル
について、ふと素朴な疑問が湧いてきたのでPC上で
シミュレーションを掛けてみたいと。
ある周波数のsin波が有った場合に、FFTを掛ける
際の周波数分解能の兼ね合いから、基本波×整数倍の
周波数にキッチリ乗らない場合もあるわけですが、
1回目に読んだ時の理解では、そういう風に基本波の
整数倍波の狭間に落ちたスペクトルは、両側に
分散して成分が乗る…すなわち、LPFとHPFを
細かい周波数ごとに掛けていって、結果前後の
周波数成分のところに分散されて片寄せされる
ということになっているっぽいという理解をしました。
そういうフィルターの集まりとしての機能があると…
(今読み直しているところなので、ホントにその
理解で正しいのか自信が無いんだけど)
ってことでこの疑問に関する実験。ある角速度の
sin波を作っておいて、それに近い上下の速度の
波も作ってみて、上下の波を足して2で割ったら
(つまり平均取ったら)元の波に戻るのか?って
話。もし戻れば、上記の話はそのままOKなんだけど、
位相が微妙にずれていく波を足し合わせたらその
中間の周波数の波になるんだっけ?怪しい…
ってことで、PC画面上で実際にグラフに表示して
見ることに。
(1)元の波
(2)(1)よりちょっとだけ遅い波
(3)(1)よりちょっとだけ速い波
(4)(2)と(3)の平均
をグラフに描いてみます。それが↓これ。
(1)と(4)が一致してない。ウネリ?ウナリ?
が出てる。
…よく考えたら当たり前。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%8A
これだ。
うーん、もうちょっと読み込まないといけませんな…
(追記)
よく考えてみたら、あれかな?
実数部分だけで考えてるからダメなのかな?
今回の件で複素数の計算は少しずつわかって
きたつもりだったけど、アタマで解って
きたってかんじで、まだ体で解ったというレベル
ではないんだろうな。
やっぱドリルとか解いて体で覚えないと
応用するにはまだ一歩って感じなのかもな…
FFT自由自在、FFT応用自在が欲しいな。
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