猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

ミャンマーの娘ぉたち

2025年02月08日 | 人間

ここに来て2回目の節分。
住宅のイベントとして「豆まき」が行われる。

ゆうても、本物の豆はまけへん。
新聞紙を丸めて、カラーテープでぐるぐる巻きにしたもんを豆に見立てる。
ちょうど野球ボールくらいの大きさ。

まず担当スタッフが、毎年2月3日やった節分が今年はなんで2日になるんか説明。
暦の上では365日の「1年」やけど、実際に地球が太陽の周りを一周するんはそれより6時間くらいずつ余計にかかってる云々。

皆「へー」とか「ふーん」とか聞いてるけど、手ぇは今から投げるボールの品定めしてる。

いよいよ鬼の登場。
背中にボールを受ける箱を背負うた赤鬼と青鬼。
これはミャンマーから来てる技能実習生が扮してる。



参加者が待ち受けてるテーブルの間を小走りに回る。
参加者は彼女たちが背負うてる鬼顔の口めがけてボールを投げ入れる。
投げる力が弱い人には、鬼はすぐそばまで行って背中の箱をその人に向ける。
で、その人のボールが無事鬼口に入るまで、ニコニコ足踏みしながら待ってる。
去年も確か、鬼役にはミャンマーの実習生たちが扮してたように思う。

クリスマス会の時は、彼女たちは民族衣装を着て踊りを披露してくれた。
 


今からどれくらい前になるかなあ。
介護分野にも外国の人たちがとんどん入ってくるやろて言われ始めた時、
不安に思た人は多かったはず。

日本語って、外国の人には難しやろに。
年寄りには、外国人に抵抗感持つ人も多いかもしれんし。
習慣やら何やら、細かいことで残念なことになれへんやろか。

実は私自身、そういうこと心配してた。

けど今、実際にミャンマーからの実習生を身近に見てると、
第一に彼女たちはやさしい。
日本語がなかなか上手で、意思疎通に大きな問題はない。
めんどくさい敬語も、下手したら日本人スタッフより的確に使いこなしてる。
きっと、めちゃくちゃ勉強してるんや。

坂道が多い、やたら風の強いこの町。
くそ暑い夏、彼女たちは自転車ゼイゼイこぎながら汗だくで通勤してくる。
冬は冬で、北風まともに受けながらこぎ登ってくる。

たまたまここに来てくれてる娘ぉらがええ子ばっかりなんかもしれんけど、
彼女らはほんまによう頑張ってる。

けどなあ、彼女たち、
何年かしたら、最長で5年やったっけ、帰国してしまうんやなあ。
残念やなあ。

コメント
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