干してある布団や洗濯もん、いったん取り入れとこ、
思て昼過ぎ、畑から戻った。
ほいほいほい、
なんも考えんと物干し台に近づいたら、
そばの柿の木がゆさゆさ揺れた。
え?
見上げたらなんと、
あれれ、お猿さん。
こんなすぐそばで野生の猿見ることあんまりない。
きれいな顔や、まだ若いお猿やねえ。
なんかこの子、やたらくつろいで、
木ぃの上で寝そべって、お尻掻きながらなんかもぐもぐ食べてる。
んで、時々遠くの方眺めたりしてる。
そのうち下に降りてきて (おいおい)、
こぼれてる大豆か何かポリポリ食べて、
人間にお尻向けてやたらゆったりモードにひたったり、
かと思うたら、急に物思いにふけったり、
屋根瓦の上、歩いてみたりもして、
結構満足そうに帰って行かれました。
けど、帰るて、どこへ?
気ぃつけて帰りや。
撃たれたりしいなや。