猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

まんが焼き

2019年07月27日 | 食べもの

 

山の中の、廃校になった小学校を利用して、ワークショップが開かれてる。

予約制やないから、受講者がゼロゆう日ぃもフツーにある。

静かーな時間だけがゆったり流れて、それはそれでよき一日となる。

この夏休みは、飴細工のショップも予定されてる。

持って来はった見本見てて、ふと昔の夜店のこと思い出した。

 

「まんが焼き」ゆうのがあったなあ。

おっちゃんが赤や緑の液体で鉄板の上に絵ぇ描いて、

その上からクレープ生地みたいなのを薄ーくのばす。

で、ひっくり返したら、絵ぇ描いたクレーブみたいな「まんが焼き」の出来上がり。

 

おばちゃんがわら半紙かなんかにのせて渡してくれたその「まんが焼き」、

家帰るまで待たれへん。

外側の生地、ちょびっとずつちぎりながら食べてって、

まんがのとこ、きれいに残して、

それから今度は、

ゆっくりゆっくり、まんが食べていく。

 

ほんのり甘い生地で、おいしかったなあ。

わたしらは見本の絵を指さして注文するんやけど、おっちゃんはつまり、その裏返しでサラサラサラって、絵ぇ描くんやもんなあ。

描きはるとこ、なんぼ見てても飽きへんかったなあ。

買い食い禁止の我が家で、この「まんが焼き」の出る夜店だけは、いつも父が連れて行ってくれた。

 

あのおっちゃんとおばちゃんの「まんが焼き」、どうなったんやろ。

廃校の時計は、ずーっとおんなじ時刻のままやねんけどなあ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする