聞き分けの悪いぎっくり腰。
立つ、腰かける、しゃがむ。
そういう縦の動きが恐怖やねん。
で、お猫さま達のお相手がなかなかでけへん。
と、
スピカさまが、椅子に座ってる私の膝に背伸びしてくる。
「うりゃあ、私を乗せなさいよ」
えーっ。
腰かばいながら、スピカさまの脇の下持ち上げて、膝にお乗せする。
直ちに「お手々ブローック !」するスピカさま。
けど貧弱な私の膝では座り心地よろしくないらしく、
テーブルによじ登り、のし歩く。
落ち着きのええとこ見つけたら、
おもむろにおつむ差し出す。
「ん、なでなでさせたげる」