「敬老の日の饅頭や」
そう言うて、ミニデイでもろた紅白饅頭の一つを分けてくれたお婆さんがおる。
自分で栗きんとん作った時、お返しのつもりで2個、そのお婆さんに届けた。
そしたらお婆さん、こないだお芋をぎょうさん持って来てくれた。
「あんた、もうイモ掘ったか?」言うて、手箕いっぱいの小芋くれた。
「くずイモやでぇ」て言いながら、ソーメンつゆで煮たらおいしいとか、料理法もいろいろ教えてくれる。
わあ、こんないっぱいもろてどうしょう。
お返しがお返しになれへんかったやん。
「こんなん、くずイモやからなぁ」
「まずかったら捨ててやぁ」
「礼しよなんて思たらあかんでぇ」
耳のかなり遠いお婆さんは、大きな声で散々私を安心させて帰って行った。
そう言うて、ミニデイでもろた紅白饅頭の一つを分けてくれたお婆さんがおる。
自分で栗きんとん作った時、お返しのつもりで2個、そのお婆さんに届けた。
そしたらお婆さん、こないだお芋をぎょうさん持って来てくれた。
「あんた、もうイモ掘ったか?」言うて、手箕いっぱいの小芋くれた。
「くずイモやでぇ」て言いながら、ソーメンつゆで煮たらおいしいとか、料理法もいろいろ教えてくれる。
わあ、こんないっぱいもろてどうしょう。
お返しがお返しになれへんかったやん。
「こんなん、くずイモやからなぁ」
「まずかったら捨ててやぁ」
「礼しよなんて思たらあかんでぇ」
耳のかなり遠いお婆さんは、大きな声で散々私を安心させて帰って行った。