畑やってて、ええこと。
使いとないもん (農薬、肥料など) は、一切使わんでおられる。
採れたての超新鮮な野菜が食べられる。
間引き菜とか、葉付き人参とか、けったいな品種とか、店ではなかなか売ってないもんも食べられる。
自分とこで育ててない野菜は、近所同士物々交換できる。
知り合いに無理やり送り付けて、勝手にええ気分になれる。
そんで、毎日結構ええ運動になる。
けど、あんまり喜んでばっかりもおられんこともある。
虫やヒルの標的にされる。
野菜も草も、人の都合なんかお構いなしに成長する。
いっぺん送り付けられた知り合いは、自動的に毎年期待する。
選別とか掃除とか、口に入るまでの手間が地味で時間かかる。
採れだしたら、これでもかっちゅうくらいいっぺんに採れる。
この、最後の「これでもかっちゅうくらい採れる」件、
いわゆる「畑あるある」。
さしずめおかちゃ畑は目下、サヤインゲン地獄。
画面奥から時計回りに、
ツルありインゲン(赤花)、ツルありインゲン(白花)、ツルなしインゲン。
三種類のインゲンが、最盛期は毎日これくらいずつ採れる。
朝の温野菜。
夕の味噌汁、納豆和え。
おやつにパン食べるときは、キュウリやレタスと一緒に挟んだりもする。
食べきれん分は、
友だちに送りいの、
適当な長さに切って冷凍しいの、
冷凍庫パンパンになったら近隣にもらってもらいいの‥‥。
まさにインゲン責めの日々。
いやいやいや、けどそんなこと言うたらあきません。
罰あたります。
この子らが頑張って実ってくれてるおかげで、
低年金のおかちゃ家でも、毎日何がしか食べるもんにありつけてるんやもんねえ。
ありがたいことです。
ところでもうちょっとしたら、キュウリ地‥、
いやいやいや、
キュウリ責‥、
いやいやいやいやいや、
パラダイス、そう、キュウリパラダイスの時期がやってきます。
