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ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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仮面ライダーセイバー 第29話「その時、剣士が動いた。」

2021-04-04 09:30:43 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第29話「その時、剣士が動いた。」

 マスターロゴスの話や玲花の兄・凌牙の登場シーンの上で「仮面ライダーゲンムズ」の情報が流れるもんだから、どっちに集中すればいいのか分からなくなった第29話。

 さて今回は倫太郎が紆余曲折を経て飛羽真たちと共に戦う決意をし、その前にけじめとして組織内の裏切り者が誰か見極めようとしていました。その過程で玲花がソフィアを監禁し、「人間を創造出来る秘術」が記された本を手にしようと目論んでいることが判明。玲花の目的にも驚きですが、ガトライクフォンが盗み聞きに使えることにも驚きでした(笑。
 しかし「人間を創造できる秘術」を知って、どうするつもりなんですかね。マスターロゴスにより世界が再構成された後に、マスターロゴスに都合の良い人間を創り出すつもりでしょうか。

 そして「組織」を信じる倫太郎と「マスター」に仕える凌牙=仮面ライダーデュランダルの戦いが繰り広げられることになったものの、「界時抹消」「再界時」の繰り返しで倫太郎の攻撃は全く通じず、一方的に攻め立てられて敗北。こういう時間関係の攻撃だとついつい「ジョジョの奇妙な冒険」を連想しますが、それで例えるとキング・クリムゾン的な「時を飛ばす」能力の持ち主ですかね。ただ、時間を飛ばしている間は物体に干渉できない、といった制約もありそうです。そうした制約が無ければ、一方的に倫太郎を攻撃したり、聖剣やライドブックを回収できたはずですから。でも倫太郎を人質に取れていたのを見ると…時間干渉中は聖剣では攻撃出来ないのかな?
 倫太郎は一方的にやられたものの、エレメントの力で不意打ちされても炎や水、風、土になって攻撃を回避できるエレメンタルプリミティブドラゴンならば対処可能。デュランダルの強さを見せつけつつも、エレメンタルプリミティブドラゴンの格も下げない、良い演出だったと思います。
 デュランダルも三叉槍かと思ったら刀身を逆転させて剣になるのカッコいい…
 
 組織に裏切られたことに絶望する倫太郎に手を差し伸べる飛羽真。「組織が無くても俺たちがいる」ではなくて「倫太郎が信じた組織を俺たちで正そう」と告げるのがチョーイイネ!倫太郎の想いを正しく理解しているのが素敵です。
 聖剣を奪われそうになるものの、ユーリの活躍もあって、今回は撤退に成功!…となるかと思いきや、ここでもデュランダルの時間に干渉する力に阻まれることに。正直ユーリが犠牲になる可能性はあるかなーと思ってましたが、あのタイミングで飛羽真が斬られることになるとは思いませんでした。

 更に今回は絶体絶命な状況下で終わりかと思いきや、エレメンタルドラゴンの力を使った倫太郎が一矢報いて撤退に成功!という流れも熱かったですね。次回予告を見る限り飛羽真も無事なようですし、状況が少し好転したように思えます。しかし敵は煙になって攻撃を逃れるサーベラに、時間に干渉するデュランダルが健在。さてどう攻略するのか、楽しみです。 

 4人の賢神(の設定)が出てきてからまさか1週間で消えるとは思いもしなかったところで、また次回。そういえばソフィアさん、上條さんが消えたことも知らないんでしたっけ…


 さて、仮面ライダー関連の話題ですと冒頭のゲンムズもそうですが、「風都探偵」のアニメ化や「シン・仮面ライダー」の公開なども発表されました。風都探偵は実写では再現が困難なドーパントたちが続々登場していますから、アニメ化という判断は正しいと思います。キャストは…出来るならオリジナルで、一人でも難しければ全員アニメオリジナルのキャストでも良いかなと。
 「シン・仮面ライダー」は見てみたいけれども、何というか、こう、作品を誰が作っているかをあまり気にしてこなかった身としては、「シン○○」シリーズで否応なしに制作者を思い浮かべることになるってのは…うーん…
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仮面ライダーセイバー 第28話「記す過去、描く未来。」

2021-03-28 09:30:33 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第28話「記す過去、描く未来。」

 気づけば折り返し地点。プリミティブドラゴンの件も一段落したためか、今回は飛羽真のこれまでの戦いや、聖剣やワンダーライドブック、メギドやソードオブロゴスについてのおさらいも描かれていました。

 レジエルを倒したものの、ズオスとストリウスは未だ健在で、組織の中にいる真の敵も不明のまま。飛羽真たちはここに来て真の敵が誰なのか?について今一度考えることに。ここら辺、話を聞いてくれることの安心感を痛感します。飛羽真が一番怪しいのはマスターロゴスでは?と考えを述べた時も否定されないどころか、マスターロゴスの更に上、組織の決定権を握る4人の賢神の可能性もあると指摘してくれましたし。仲間がいて、同じ方向に向かって議論を重ねている安心感たるや…

 で、ここで一旦おさらいパートが挟まることに。プリミティブドラゴンの件も一段落しましたし、気づけば折り返し地点。小説家・神山飛羽真が如何にして生まれたのか、現代の仮面ライダーセイバーはどのような戦いを繰り広げていたのか、聖剣やワンダーライドブック、メギドやアルターライドブック、ソードオブロゴス等々、状況や設定を分かりやすくまとめてくれたのはとてもありがたいですね。ここ最近の「仮面ライダーセイバー」が面白くなってきたこともあって、今一度本作に興味を抱くにはちょうどいいタイミングだと思います。
 賢人のみならず、彼の父・隼人や上條も同じ「世界の破滅」という未来を見たからこそ、剣士たちと争っていたことも分かりました。 

 そんな中、蓮は「何言ってんだ!賢人くんだぞ!俺ならきっと大丈夫…」と玲花のもとを離れて賢人のもとを訪れるものの、案の定聖剣を封印される羽目に。何をもって自分なら大丈夫だと思ったんですかね…
 蓮の聖剣は封印されてしまい、話をもっと聴こうとした飛羽真を賢人は拒絶。蓮ももっと強くなるという想いを抱いたまま、どこへともなく去っていきました。デザストに唆されて良からぬ道に走りそうですね…まぁ、そうなった方がキャラクターとしては面白そうではありますが(汗。登場初期こそは戦闘狂めいたキャラクターで、ヤバいけど面白くなりそうなキャラクターでしたが、気づけば賢人くん、賢人くん言っている印象しか無いので、もっとキャラクターを掘り下げて欲しいですね。

 「物語の結末は、俺たちが決める」と小説家として、そして仮面ライダーとして物語の続きを紡ごうとする飛羽真の一方、全知全能の書を使って物語の結末を決めようとするマスターロゴス…
 といった感じの、物語の後半戦に向けた準備回でした。話の本筋を丁寧におさらいしていたなーと。最近は本当に面白くなってきているので、このままの調子で駆け抜けていって欲しいですね!
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仮面ライダーセイバー 第27話「哀しみを、笑顔に変えて。」

2021-03-21 09:29:18 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第27話「哀しみを、笑顔に変えて。」

 封印された音銃剣錫音を大事そうに抱きかかえている大秦寺さんが印象的な第27話。

 冒頭からストリウスによって強化されるレジエルですが、それは禁断の秘術。完成した物語に勝手に文章を書き加えているようなものなのでしょう。加筆することで自分の思い通りの展開にしたり、演出を派手にすることは出来るとしても、本来持っていた魅力は失われてしまうために禁断の術として扱われているのかなと。

 一方、これまではプリミティブドラゴンの意思で変身させられていた飛羽真ですが、今回は自らの意思で変身することを決意。変身する場所は「リベラシオン」の中…どこだっけ(汗。あぁ、倫太郎が特訓していた(転げまわっていた)場所かぁ…そんなところもありましたね…
 しかし自分の力で変身して、本の中にいる少年に話しかけようとしても、拒絶されるばかり。それでも幾度となく変身し、少年と対話を試みる飛羽真はカッコよかったですね。倫太郎の特訓もこんな感じで描いてくれれば良かったのに…

 レジエルを前にして、亮、ユーリ、そして倫太郎が時間を稼ぐ中、飛羽真はプリミティブドラゴンの少年に「君の物語には、まだ続きがあるんだ…」と物語の続きを告げ、手を差し伸べて友達になる…そう!これだよ!こういう小説家の設定を生かす展開が見たかったんだよ!
 ライドブックをわしづかみにしていたプリミティブドラゴンの手は、ずっと自分以外のドラゴンを、仲間を探し求めていたのでしょう。体が骨だけになるほど長い長い時を一人で仲間を探して過ごしていた彼に飛羽真の手が差し伸べられ、両者の手が結ばれた時にエレメンタルドラゴンが誕生!ライドブックを無理やり掴んでいた手が、誰かと結ぶ手に変わる演出も素晴らしい。

 そしてレジエルの対話を終えた後は、音量も良い感じでセイバーVSレジエルが展開!いやー良い音量ですね!決め台詞の「物語の結末は俺が決める!」も、プリミティブドラゴンの哀しい物語を優しい物語へと変えたことと相まって、熱いセリフになっていました。
 といった感じで、今回は今までのセイバーの中で一番良かったんじゃないかと思えるくらい、熱い話になっていたと思います。小説家ライダーの設定も生かされていましたし、倫太郎の参戦も良かったですし、レジエルとの決戦時に流れる主題歌も良い感じの音量でしたし…まだ賢人の悲壮な覚悟は変わりそうにありませんが、この調子で続いていって欲しいですね。

 さて元は人間であり、新たな世界を見た最初の人間であることを誇りに思っていたレジエルが何故ああも変わってしまったのか。何故禁書は本来と違うことが書かれていたのか。もしかすると誰かが今回ストリウスが使った禁断の秘術を用いて、本の在り様を変えてしまったのかもしれません。それが現代のマスターロゴスなのかな。

 タッセルも本編に絡み始めましたし、倫太郎も覚悟を決めたようですが、若干蚊帳の外感がある蓮は次回聖剣を狙われる羽目に…さてどうなることやら。
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仮面ライダーセイバー 第26話「深き闇、剣と共に。」

2021-03-14 09:30:04 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第26話「深き闇、剣と共に。」

 …ん?ソードライバーのCM変わった?

 カリバーとして闇の世界から戻ってきた賢人は「全ての聖剣を封印する」「世界を守れるのは俺だけだ」と、飛羽真たちのみならず玲花たちとも対立する道を選んでいました。
 しかしイメージ映像からして、飛羽真たちを憎んでいるから聖剣を封印するのではなく、世界の崩壊に至るまでの未来を見てしまったが故に、世界の崩壊を救う責務を背負う、犠牲となるのは自分1人で十分だという覚悟からの発言だったように思えます。
 …とまぁ、ある程度推測は出来るものの、賢人が一体何を見たのか、ろくに語られないまま進むんだろうなぁ…と思っていたら、何と賢人は素直にいくつもの未来を見たと話してくれました!話が通じるとか、お前本当に仮面ライダーか!?(汗。
 賢人が未来の一つでは、エスパーダに変身して戦っていましたから、最初は飛羽真を信じて共に戦おうとしたのでしょう。しかし仲間を信じても、メギドを倒しても未来は変わらない。今回の賢人がたった一人で複数の剣士たちを相手していたのを想うと、世界が滅んだ分だけ賢人は戦い、強くなってしまったんだなと感じました。

 最早誰の言葉も届かない賢人を前に「一緒に約束を果たせるって思ったのに…」からの、ドラゴニックナイト、プリミティブドラゴンへの変身は迫力がありましたね。かつてない悲しみに包まれた飛羽真はまたもプリミティブドラゴンに変身してしまい、暴走!…するかと思いきや、プリミティブドラゴンの方から変身を解除してくれたように見えました。飛羽真に自分の悲しみを理解して欲しいのに、手を繋いで欲しいのに、飛羽真は自分自身の哀しみで精一杯。他人の哀しみを理解する余裕が無いと判断したからこそ、プリミティブドラゴン=謎の少年は離れていってしまったのかな。

 で、ユーリ曰く闇黒剣には光の剣が悪用された時のことを考慮して、聖剣を封印する力があるとのこと。となれば全知全能の書の力を手に入れようとしている現在のマスターロゴスとも対立する関係にあるわけですね。ビクトール=タッセルは初代マスターロゴスは世界の均衡を保つという約束を交わしていたものの、現代のマスターロゴスの目的は全知全能の書を手に入れて、この世界を作り替えること。「人間の運命を弄んでいい資格がある」とは一体どういうことなんでしょうね。よほど人間にひどいことをされたのか、そもそもマスターロゴスとはどういう経緯で継承されたものなのか…


 早くも大秦寺の剣が封印されてしまう羽目に。フルネームで呼ぶあたり、剣への愛着を感じます。聖剣の封印を解く方法はあるのか、絶望の淵にある賢人を救うことは出来るのか。次回エレメンタルドラゴン誕生!これは賢人の見た未来にあったのかどうか、注目ですね。最近面白くなってきてくれて嬉しい…
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仮面ライダーセイバー 第25話「煙をまといし、真紅の刺客。」

2021-03-07 09:30:10 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第25話「煙をまといし、真紅の刺客。」

 まだ玩具が発売されていないにも関わらず、公式の宣伝や「このあとすぐ!」「スーパーヒーロータイム!」で制御されているっぽい感じになってるプリミティブドラゴンくん。さすがにCMではバラされませんでしたが…

 さて今回は冒頭から飛羽真はプリミティブドラゴンで仲間を傷つけてしまう悪夢に苛まれてしまうことに。一般人である芽依をも攻撃してしまっていたのが一番精神的ダメージが大きそうですね…
 飛羽真がプリミティブドラゴンの力に悩まされる一方で、倫太郎は組織はどうなっているのかとマスターロゴスに問うていましたが、明確な返答があるはずもなく。おまけにライドブックは飛羽真たちの手に渡ったまま…返してなかったの!?芽依ちゃんの手により戻ったものの、奪う目的があったわけでもないですし、手にしたままというのは溝を深めることにもなりかねないような…
 組織の剣士であるということからは逃れられず、かといって仲間も斬りたくない。そんな時に飛羽真と本音で語り合った結果、途中から愛の告白になってました(笑。飛羽真が根本から悪人だったら容赦なく斬れるんでしょうけども、分からないことだらけでもそれでも誰かを助けるために一生懸命になれる人物だからこそ、あそこまで悩んでしまうのでしょうね。闇落ちしそうな気配があった倫太郎でしたが、今回で若干その気配が薄らいだ気がします。

 そんな中、裏切った大秦寺たちを粛清すべく、玲花は煙の聖剣を使って仮面ライダーサーベラに変身!女性ライダーは珍しくないですが、女性による変身音声というのは珍しいですね。仮面ライダーポッピー以来でしょうか?エレメンタルドラゴンも女性の音声入りでしたが、あれはどういう意味があったんだろうか。
 「あなただけが頼りです」というマスターロゴスの言葉を喜んでいたり、マスターの意思を自分の意思だといい、マスターの理想を実現することを目的とする玲花。しかしマスターロゴスは玲花を心酔させて意のままに操ろうとしている雰囲気が感じられますし、一体何が目的なのやら。組織に一切疑いを持たず一心不乱に行動する玲花と、疑いを持ち悩む倫太郎の対比にもなっていたと思います。

 そして玲花を止めるべくドラゴニックナイトに変身しようとしたら、直前でプリミティブドラゴンが割り込んで来ました。洗脳だけじゃなくて通常の変身にも絡んでくるとか何この子…そんな時にまたも割り込んできたカリバー。その正体は!…まぁ、そうですよね。前回と今回、如何にもタッセルっぽい雰囲気を出していましたが、正直飛羽真たちとほとんど関係のないタッセルが変身して割り込んできても、そこまで盛り上がりはしないかなと…(汗。
 ただ、すぐに手を組むわけにはいかない模様。仲間を求め続けるプリミティブドラゴンの気持ちを、今回のカリバーとの一件を経て飛羽真がより一層理解した時に新たなる力が!的な感じかな。

 また、玲花はソフィアに「あなたを創り出した本」がどこにあるかを尋ねていました。となるとソフィアはワンダーワールドの住人か、全知全能の書の世界から生まれてきた存在なんですかね?あんまり出番が無いなと思っていたら、割と重要なポジションっぽかった・・

 そんなこんなでまた次回。
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仮面ライダーセイバー 第24話「父の背中、背負った未来。」

2021-02-28 09:30:35 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第24話「父の背中、背負った未来。」

 禁書が変化したプリミティブドラゴン。ストリウスにとってはアレを奪われたことは想定外だったようなので、メギドとマスターロゴスの意見が一致したわけではない模様。禁書が飛羽真の手に渡ったことはマスターロゴスにしてみれば作戦通りといった感じですが、玲花はプリミティブドラゴンの回収を急ぎたいようで、どうにも玲花とマスターロゴスには別々の思惑がありそうですね。
 というか、そもそも玲花の目的って何なのだろう、自分自身が力を手に入れることなんでしょうか。で、それを食い止めるためにマスターロゴスは飛羽真を信じて禁書の力が彼の手に渡るように仕向けた…とか?

 組織への迷いが生じている尾上に対し、いつも迷いなく誰かを助けようと懸命に戦う飛羽真。剣士としては未熟でも嘘はついていない。そんな2人の戦いが遂に決着の時を迎えることに。本に頼りきりだった飛羽真を諫めた大秦寺に対し、剣も本も全ての力を使って来いという尾上。大秦寺との戦いを経て飛羽真の成長を感じたからこそ、本の力を使うことを良しとしたのでしょう。
 ようやく「小説家」から「飛羽真」呼びに。部外者から晴れて仲間になった尾上。一方で倫太郎は家族は裏切れないと組織に残り、蓮は賢人だったら…と悩んでいました。ここ、これまでの流れからして蓮なら「賢人くんを斬ったやつを信じる飛羽真は信じられない」と拒絶するものだと思っていたので、迷うのは意外でした。

 そしてレジエルとの戦いにおいて、大秦寺が調べていたはずのプリミティブドラゴンは飛羽真の元にワープし、飛羽真を洗脳して強制変身。禁書自体が意識を持っているのでしょうか。悲哀の物語とのことでしたから、誰かに哀しみを理解してほしくて、禁書を読んだ飛羽真の元に現れたのかもしれませんね。ただ、現状一番悲哀を抱えているのは倫太郎だと思うので、彼に呼応しそうな気がしないでもない。
 今回のプリミティブドラゴンは頭部の刀をも利用した戦法を披露。更には倫太郎が持っていたライオン戦記のライドブックを奪い取って使用。ブレイブドラゴンのみならず、他のライドブックの力も使えるとか汎用性が高い…それでいてあくまでも「プリミティブドラゴン」という本質は変わらないあたり、他の本と一線を画している印象が強まります。

 理解されない悲哀で飛羽真を飲み込むプリミティブドラゴンが何故ソードオブロゴスに栄光をもたらす本なのか。突然現れたカリバーは誰が変身した姿なのか。次回は煙の力を持つ聖剣の剣士・仮面ライダーサーベラ登場!蓮の件もありますし、そろそろ賢人が再び…?
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仮面ライダーセイバー 第23話「荒れ狂う、破壊の手。」

2021-02-21 09:30:10 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第23話「荒れ狂う、破壊の手。」

 今更ですけど、印象がガラッと変わるドラゴニックナイトに比べて、色合いがちょっと濃くなるキングライオン大戦記って地味では…?

 さて飛羽真たちはマスターロゴスと直接話をするために、ストリウスは禁書の力を手に入れるためにサウザンベースへの潜入を決行。
 飛羽真は亮から間接的にブックゲートを受け取り、ストリウスはズオス出現のために駆け付けた倫太郎たちが通ってきたブックゲートを通って、それぞれサウザンベースに潜入…剣士以外は通れないとか、そんなセキュリティ無いんすね、あのゲート…

 ストリウスは今のマスターロゴスと出会い、どういう経緯か禁書を入手。一方の飛羽真は寿司よりカレーが美味い寿司屋っぽい衛兵に導かれるように、禁書を手にしたストリウスと邂逅…これ、あの衛兵が今のマスターロゴスってことですかね。声も何となくそれっぽかった気がしますし。強大な力の入手は玲花の目的ではなく、マスターロゴスの目的でもあるのでしょうか。で、その入手のために飛羽真やストリウスを利用するべく、敢えてストリウスに禁書を渡したとか?禁書が飛羽真を選ぶのも想定内だったのかもしれません。

 そして禁書は飛羽真の手に渡ると、プリミティブドラゴンのライドブックへと変化。ゼロワンのメタルクラスタホッパーやビルドのハザードフォームのような暴走フォームでしたが、変身アイテムに意識を乗っ取られるというのは、オーズのプトティラコンボを思い出します。
 口にあたる部分が開いているように見え、戦い方も剣士というよりは最早獣そのもの。普段剣を握っていた右手は敵を殴るために用い、左手は火炎剣烈火の刀身を掴んで戦う、攻撃を喰らっても一切怯まずに向かってくるという、禍々しすぎる暴れっぷりは正直魅力的に写りました。右手で直接攻撃するというのは、仮に負傷すれば剣もペンも握れないという飛羽真にとっては致命傷になりかねないこと。それを躊躇いなく行うという事からも、飛羽真の意識が無いのだなと察せられます。ハザードフォームは完全な制御は出来ず、メタルクラスタホッパーも一人では制御できませんでしたが、果たしてプリミティブドラゴンは…?

 次回は亮との戦いが決着しそうな様子。ここ最近は面白くなってきた感じがあるので、楽しみです。
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仮面ライダーセイバー 第22話「それでも、人を救いたい。」

2021-02-14 09:29:48 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第22話「それでも、人を救いたい。」

 「爆食ジェミニ」として人気を博す双子のフードファイター、マミとレミ。前回メギドにされたマミは助け出せたものの、妹のレミは行方不明に。飛羽真はマミの依頼でレミを探そうとしていたところへ、飛羽真の聖剣と本を狙う亮と剣を交える羽目に。
 飛羽真の事情を無視して襲ってくる様は敵にしか見えませんでしたが、亮は玲花に見張られているのを察していたようですから、あの場では玲花に疑われないためにも本気で戦わざるを得なかったのでしょうね。そんな事情のある亮の一方で、闇雲にカリュブディスメギドを倒そうとする蓮は厄介者にしか見えないですね…

 今回の、奇怪な笑い声を発するカリュブディスメギドは物体のみならず空間をも喰らって相手との距離を縮めるという、ジョジョ4部に出てきそうな能力を有していました。しかも取り込まれているのは双子故に、ユーリでも簡単に分離が出来ない模様。
 斬るしかないのかと悩みつつも抜刀しようとする倫太郎に対し、絶対に救う、何もかも同じ人間などいないという意思のもと文壇に成功する飛羽真。同じ人間では無いからこそぶつかり合うこともありますが、だからこそ出来ることも違うし、分かり合えた時の喜びもひとしおなのでしょう。飛羽真にできること、ユーリに出来ること、大秦寺さんに出来ること、それぞれを生かして世界を救っていくと。

 一人でも人を、世界を創っている人を救おうと奮闘する飛羽真に対して、組織に属することで世界を救おうとする亮。どこか夢見がちな飛羽真と現実的な亮ですが、その信念は同じなわけですから、分かり合えそうな気はします。
 ただ、蓮については賢人が生き返りでもしない限り飛羽真側についてくれなさそうですし、倫太郎もこのままだと人とメギドを分離せず倒すのもやむ無しだと考えてしまった自分を責めて闇落ちしそうな雰囲気もありますし、どうなることやら。あとキングライオン大戦記の存在感が…

 大秦寺さんが加わったことで若干空気が好転した気がする今回。しかし次回は骨ドラゴンの力でセイバー暴走。それを止めるために亮か倫太郎が立ち上がる流れかな。
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仮面ライダーセイバー 第21話「最高に輝け、全身全色(フルカラー)。」

2021-02-07 09:31:18 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第21話「最高に輝け、全身全色(フルカラー)。」

 メギドになった人間を救ってきた飛羽真でしたが、実はワンダーワールドが見える人間が思っていた以上に行方不明になっていたことが判明。それでも「全てを救う」という思いを口にする飛羽真に対して、口にするのは容易いが、戦えば戦うほど背負うものが増えていく剣士にとっては容易なものでは無いと大秦寺。

 というわけで、飛羽真と大秦寺は全力で戦うことに。何故全力でって言われているのに通常のセイバーなのか…ライドブックに頼っている飛羽真の剣から何も響かないというのであれば、飛羽真には最初からライドブックをフル活用して欲しかったところ。まぁ以前の大秦寺との戦いでアーサーを使ったりしていたことを思うと、大秦寺のいうこともあながち間違ってはいないか…実際本2冊で十分に大秦寺は飛羽真と渡り合えてるわけですしね。
 結果大秦寺も少しは飛羽真の剣から響くものを感じてくれたようですが、これまでも割と必死だったような…かと思いきや、飛羽真がいないところで飛羽真の側に着くことを亮に宣言した大秦寺。これを本人の前で言わなかったのは、人見知りである彼らしいといえば彼らしい。

 そんな中、メギド側は人間をメギドにする計画から一歩進み、人間メギド誕生の瞬間に他のメギドを吸収させカリュブディスメギドなる新しいメギドが誕生。他の面々の反応からして、もしかしてデザストもこんな感じで生まれたんですかね?
 カリュブディスメギドに飲み込まれてしまった飛羽真を救うために、大秦寺!…ではなく、ライドブックの力でフルカラーの力を手に入れたユーリがCMを挟んで大活躍。変身直後ならともかく、変身してチラッと戦ってCMってのは盛り上がりに水を差されている感じがしなくもない。

 エックスソードマンの、真っ黒なシャドーにフルカラーの力が宿ることでガラッと印象が変わったり、電王クライマックスフォームよろしくパーツが腕に移動したりする能力は面白いと思います。ただ、今回は折角大秦寺が飛羽真に可能性を見出してくれたわけですから、飛羽真と大秦寺の共闘が見たかったです。飲み込まれかけている飛羽真の手を大秦寺が掴むなど、戦闘においても活躍して欲しかったです。正直今回はユーリがいなくても何とかなったのでは?

 ともあれ、ようやく仲間一人と和解したわけですが、まだまだ先は長く、新たなメギドの脅威も健在。取り込んだメギドの数だけ復活するんですかね。次回は亮と対決。
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仮面ライダーセイバー 第20話「牙城を崩す、剣の意志。」

2021-01-31 09:30:10 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第20話「牙城を崩す、剣の意志。」

 初登場じゃないのに介護変身とは新しい…

 王様メギドと戦った大秦寺は「人間がメギドに変えられていた」と倫太郎たちに伝え、倫太郎は「やはり飛羽真くんは、嘘をついていなかったんですね」と一言…あの、それを信じずにイエティメギドを攻撃していたのはどこのどなたでしたでしょうか…「やはり」って言うなら、もうちょっと攻撃の手を緩めるとか…
 後に倫太郎から飛羽真に協力を申し出たものの、組織の中に真の敵がいるという話になると意見が衝突する羽目に。今回は飛羽真も組織にいる真の敵の話を安易に持ち出すべきでは無かったように思えます。ただ、ここら辺は倫太郎をどうしたいのか分からない一幕でもありました。飛羽真に協力する気はあるけども、組織を裏切れない微妙な心境なんでしょうけども、そんなの見ていれば分かる話ですし、倫太郎が飛羽真に共闘を申し出るシーンは必要だったかなぁ…と。倫太郎が都合の良いことしか信じない人物に見えなくもないです。

 ソードオブロゴス内で状況が飛羽真にやや有利に傾きだしたのを見た玲花は「エスパーダが死んだのは大地のせいで、同じことを飛羽真がやろうとしている」「雷明剣黄雷は飛羽真が持ってる」と蓮を唆し、遂に蓮は飛羽真を襲撃。更にそこへデザストも乱入し、レジエルとも仲違い。仲間割れに次ぐ仲間割れで戦力が入り乱れまくって、状況がしっちゃかめっちゃか過ぎる…連は玲花に唆されなくても、いつかこういう行動を取っていたように思えます。

 人の痛みが分かるからこそ、世界を守りたいという覚悟が持てる。ボロボロになりながらも大秦寺の技を真似ての逆転の一手はカッコよかったですが、何か今回はやけに飛羽真も芽依もボロボロでしたね…と思いきや、ユーリの回復能力発動。もう飛羽真とユーリだけで良いんじゃないかな…どうせ話聞いてくれないんだし…

 次回は飛羽真VS大秦寺再び。更にユーリはフルカラーにパワーアップ。ライオン大戦記を忘れないであげて…
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