「天安門事件と2・28事件」を書き終えて、このふたつがよく似ていることに気がつく、やらせるだけやらせ徹底的にたたく・徹底的につぶす、天安門は北京の学生や市民、後者は台湾人、台湾人は福建や広東省の出身だから、漢民族の、こういったやり方に対する知識はあったはずだ、つまり「傾向と対策」、それでもやられる、だが、手の内に気づき、なんとか対応する、しかし、中国大陸のいくつかの部族や民族のなかには、その痕跡すら無いものがあった。
おなじ漢民族の北京の市民や学生に、一斉射撃、戦車で轢き殺す、まったく違う部族・民族なら、どうであったか。
現在、チベットやウイグルではどうなのか、どうなっているのか、正義の国・アメリカは、なんにもしないのか、そう、あそこには石油がなかった、そこにこそ、ふたつの国の本性が出ているのかもしれない。
香港のデモ、10月8日現在、どうなるか分からない、香港市民に選挙権をあたえるが、候補者は政府が指名する、もちろん政府側の人物、これでは、納得できないだろう。
学生たちは、スマホで連絡し合っているのだが、画面に新しいアプリ、うっかりタッチすると所有者の行動が記録され連絡される、どこに、政府の秘密機関、なかなかではないか。
世界中が注視しているから、あまりひどいことはできないと思う、APEC・アジア太平洋経済協力会議も控えている、どんな手を打つつもりなのか。
ところで、ちょっとわき道にそれるが、今回の御嶽山(おんたけさん)の噴火で数十名が犠牲になった、子供もいる、どうしたら事故が防げるかという質問に、ある火山学者が、
「火山には 登らないことですね」
ネットで話題に上がったが、おおむね好評なのには感心した、心肺停止とかワケの分からない説明、身体が灰の中に埋まって数日、生きているとでも思っているのか、また、数十か所に打撲のアト、岩石が衝突したんだろう、ナサケヨウシャもない、これを見ていると、あのアブラハムが契約した神は、
「火山の神である」
フロイトの心理学は分からないが、彼のこの言葉には納得がいく、今回の事件は旧約聖書の一章のようではないか、パレスチナでの彼らのやり方を見ていると、まさに、これを想起させる、自分勝手で残酷で情け容赦もない、普通の人間には、とても耐えられないだろう、だから、⒓部族のうちの10部族が離れていったのではあるまいか。
その民族には、その民族の宗教があり、今のユダヤ人の宗教はアブラハムの契約した神であろう、だから、反省などしないのかもしれない、もうひとつ、黄河の中流域で成立した漢民族の民族宗教は原始道教であり、これは後の道教とは違い、もっと苛烈で残忍であり、漢民族の心情と行動にリンクしているのだが、この宗教にあっては、その最高の神・天帝ですら、欺き騙すことのできる愚か者としている、だから、あらゆる手を駆使して自己と自己一族・宗族の幸福・安寧・繁栄を図る、神ですら騙しとおすのであるから、となりの国・となりの民族など、なにおか況(いわん)や。
いや、いざとなれば、同じ民族・同じ人民であってもジャマなケースには、これを殲滅する・これを殺戮する、その例が、あの天安門、この国の2世3世の議員は、ハニートラップなどにかかることなく国家100年のために尽力してもらいたいものだ。