The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

憲法と仏法 終

2015-08-21 05:38:12 | 世界経済

 TBSが仏教ブームをしかけているようだ、あの電通の影響力が大きいのはTBSとフジテレビか、今は、CMを提供する大企業よりも広告会社の方が強いらしい。

 民間のテレビ局はしかたないにしても、NHKがおかしい、ずいぶん韓国・中国よりだ、これも広告会社の圧力なのか、いまさら70年前のことを強調するのはどんなものか、「失敗したオーストラリアが満州国」で「成功した満州国がオーストラリア」、このぐらいのコメントを言ってもいいんじゃあないのかな、どこの国の公共放送なんだろう。

 ここは、かつては自民党の郵政族の勢力下にあったのだが、すっかりサマ変わりしたのか。

 こういった流れは、あちらの側の長期戦略か、それとも、たまたまなのか。

 これに対抗する保守的グループは、どんな手を考えているんだろう、彼らが、感情的な反対運動を展開すればするほど、良識のある保守的国民の反発は強まり、自民党の支持率がアップする、選挙のプロなら百も承知のはずだ、民主党のブーメラン効果・・・  

 それにしても、どうにもならないのが、この国の保守構造の一端を形成する既成の仏教教団、TBSがどんなに持ち上げてもダメだろう、サイコーのソフトウェアが残念なことだ、ある宗派の大学院と研究所で10数年を過ごしたのだが、
 「ブッキョーやりたかったら」
 「・・・」
 「学部から 入ってこなけりゃあダメなんだよー」
 「そのへんを うろうろされちゃあ めざわりなんだ」

 あの教団のエリートだった、さまざまのハードルを乗り越えて入学したのだが、暖かい歓迎、こういったレベルがこの国の保守層の一部なのか、だから、あちらがあちらなら、こちらもこちらで、どうにもならないトコロがある。

 親切にしてくれたのは地方出身の小さな寺の僧侶、私に親切にしてもなんのトクにならないだろうに・・・現代の若者には珍しく品がよく、そして、ちょっとさびしげだった、
 「母親が 泣いて たのんでいました」
 僧侶の父が、貧しい檀家のお布施を、受け取ろうとしない、
 「子供が3人 学費が必要です ノートや文房具も買ってやらなければいけません」
 「どうぞ どうぞ どうぞ」
 「受け取ってください」
 「おねがいします おねがいします」
 若者は、その光景を見て、育った。

 青春の迷いと絶望、裏切りに詐欺、あまりにもお粗末な連中と出来事・・・その中の、ひとつの真実、
 「道元禅の面目を 見た」

 ここには、ジョブズを魅了した永遠のソフトウェアがある、憲法学者だけではなく、インテリたちも、ちっとは目を向けてもいいと思う。