アイルランド系の女性ボクサーの死の瞬間、一羽の小鳥が、自由を目指して飛び出していった、なんという巧みなfiction(虚構)であろうか。
あの就任演説を書いたのは、スチーブン・バノンだろう、だから、あのスピーチには、アイルランド系アメリカ人の万感の思いがこめられている、
" For too long , a small group in our nation's capital has reaped reward of government ."
「長い間 首都を占拠するひとにぎりの人々が この国の富を簒奪(さんだつ)してきたのだ」
" small group "こそが、WASP(ワスプ)を中心とする上流クラスで、建国以来、アメリカを牛耳(ぎゅうじ)ってきた。
" The American carnage stops right here and stops right now ."
「こうしたアメリカ人の虐待が 本日 ここに 終了するのです」
"carnage"は虐殺、なんと過激な発言であろうか、なんと見事な比喩であろうか、フツーのアメリカの市民の生活、グローバリズムの利益はアッパークラスに流れこむ、それを、見て見ぬふりをするアメリカのマスコミ、莫大なCM料は口止料か、報道しないわけではないが巧妙な操作がおこなわれてきた、これはニッポンでも同じ、いや、もっとひどい。
ケルトの情熱が、今、ほとばしる。
「明るいアメリカ」が言われるが、そればかりではない、ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下、アイルランドにあっては、「カトリック刑罰法」によって言語を絶する差別、アメリカへの移民では、フナ底に閉じこめられ病死するものも多く、ボストンについても、チカラつき死ぬ者が多かった、その中に、あのケネデイの祖父もいる。
" We are one nation and their pain is our pain .
Their dreams are our dreams and their success will be our success ." .
「我々はひとつの国にいるのです だから 彼らの苦しみは私たちの苦しみ 彼らの夢は私たちの夢 そして 彼らの成功は私たちの成功なのですよ」
高らかに誇らかに、人生の賛歌を、アメリカへの愛を、歌い上げる。
" We share one heart , one home and our glorious destiny ."
「ひとつのこころを ひとつの家を そして われわれの輝かしい成功を分かちあおうではありませんか」
Irelandの人々はケルトの子孫、「ケルト」は、野の花に妖精を見て、野の風に妖精の歌を聞く、月に行って神の存在を実感し、帰還して牧師になった宇宙飛行士はアイルランド系アメリカ人、彼らは、700年に渡ってイギリスに支配され塗炭(とたん)の苦しみに喘(あえ)ぐ、19世紀中ごろの「ジャガイモ飢饉」では、数百万人が死亡しているが、それでも、税が徴収された、だから、
「イギリスを憎め」
このアイルランドの人々はドイツとは仲がいい、敵の敵は味方、トランプはドイツ系だ、バノンは高らかに宣言すた、それにしてもなんという純真、なんという理想、少年のような感性ではないか、
「ひとつのこころ、ひとつの家 そしてひとつの輝かしい運命を共有するのです」
ともあれ、野の花に妖精を野の風に妖精の歌を聞くケルトの夢と愛が、今、花開いている、だから、アイルランド・ケルトの魂が、"It passed through the wall of Washington" 、
「ワシントンの壁を 突き抜けた」