GHQのメンバーの中に、ニッポンの歴史と成立に興味を抱いた若者がいなかったか、彼は、その特権を利用して、ゼッタイに立ち入ることのできない天皇陵や秘密の宝物殿を調査し、あることに気がつく、そのレポートが公文書館にストックされているかもしれない。
アメリカ人だって、バカばかりではないだろう。
彼は念入りに見た、そこで何かに気がつく、
「人類最古のシュメール文明との関係」
「失われたあの10部族が来ていたのか」
そこで彼が見たものは、ヨーロッパの出稼ぎと落ちこぼれが造ったアメリカとは、全く異次元の国のスガタ、
「とんでもないものに タッチしてしまった」
「ユーラシア大陸の東のハテの この列島は 情報と記録のカプセルなのだ」
東へ東へ、日の出ずる島へ、東へ東へ、美しいが上にも美しい山のそびえる国へ・・・
「我々とは レベルがちがう」
キリストがハダシで逃げていった、
「ここにいる人は オイラより格が上だあー」
神官の白い装束に、巫女の赤い袴(はかま)に、人類の理想の「光と夢と愛が」・・・