白人の少女が木に抱きつく、
「なにしてんの」
「マミーと はなしてんの」
「マミーは わたしでしょー」
「ほんとのマミーよ」
「なに いってんの この子」
「いじわるは マミーじゃあないもんね」
「ふん ひねくれもんが」
「ひねくれもんじゃあないもん」
「あんたなんか うまなきゃあよかった」
「そーゆーとこ そーゆーとこ」
なんて美しいシーンじゃあないか、どこが、もっとやらないかな、やれっやれっ。この子、あるいは、生まれて初めtの大きな木だったのかもしれない。
明治神宮の原宿側の大鳥居、異国の子供がのびのびとしている、楽しそうだ。
初老の白人夫婦、一歩一歩、立ち止まって空を見上げる、この二人、あるいはアシュケナージ・ユダヤかもしれない、
「長い旅だったね」
「ええー ええー」
先日は、ミコシを見た、
「契約の箱かと思ったよ」
「ええー ええー」
ニッポン、いいところまで来ている、この国の指導者たち、もうすこし配慮したらいいのだが。