明治神宮は、連日、白人の観光客でにぎわっている。
都会とは思えない森林、ベビーカーがら抜け出し、
「ヨチ ヨチ」
初めての二足歩行のようだ。
今、菊花展をやっているが、ちいさな木にちいさな鳥居のセット。
「こんなのが 好きみたい」
彼らの大半はクリスチャンのはずだが、異国の宗教にこころを寄せて、いいのだろうか、あちらでは、キリスト教の教会が、どんどん壊されているらしい、そう、教会に行かなくなっているのだ、あるいは、彼らのこころの内で、キリスト教以前の信仰の故郷(ふるさと)に回帰
しようとしているのではあるまいか、
白人観光客、この国の秋の花の前で、
「なんて おだやかなんでしょう」
「世界は 宇宙は この花のなかに あるのかもしれない」
「おどろおどろしい世界創造 最後の審判 ここに小さな やさしい花園がある それを守り通してきた人々がいる」
「東海礼儀の国の伝統と文化は まだ生きていた まもりとおされていたのだ これがジパング これが黄金の国・ジパング」
ヨーロッパでは、キリスト教の教会を処分した後に、イスラムの施設を建立しているようだ、時代が動いている。