The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

漢字と元号 終

2019-04-05 09:48:00 | 世界経済

 大唐帝国の玄宗皇帝の前半は、朝から夜まで、粉骨砕身、政務に没頭する、臣下が、
 「陛下 お痩せになりました」
 すると、
 「吾 痩せたりといえども 天下は肥えたり」 

 皇帝の後半生は、漸くにして疲れ、ひとりの婦人に執心する、そこに「安史の乱」、大唐国は瓦解するか、逃げまわる大臣や百官たち・・・ 
 「天下 たった一人の たった一人の 義士なきか」

 唐朝の第六代皇帝は玄宗、その治世は43年に及び、前半が開元・後半が大宝ー713~756- 、人類史上で最高の時代を現出する、
  人生 ただまさに 長安で死すべし 
 その夢・その栄華・その没落・・・

 そして、高力士は楊貴妃を縊り殺す、
  七月七日 長生殿 
  夜半人なく 私語せし時  
  天にありては 比翼の鳥となり 
  地にありては 連理の枝とならん・・・

  天長く地久しく 時のつくることあるも
  この恨みは 綿々として尽くることのなからん

 大唐帝国の玄宗皇帝は、中華文明の皇帝の魅力と能力を完膚なきまでに表現している。