スターリンの息子がガス室で処刑されている、これは、何かの手違いか、スタの息子なら、ドイツ人・捕虜数百名と交換できるだろう、ところで、
1、絶滅収容所 ビルケナウ
2、強制収容所 アウシュビッツ
2のアウシュビッツは強制収容所なので、強制労働を課し、その結果死んでもいいというもの。だから、本当に怖いのは1のビルケナウで、到着するとまっすぐにガス室に行く、だから、さまざまのドラマが展開した、
「この子は カラダは大きいけど まだ12歳なのです 強制労働はかわいそうです」
「・・・」
「どうか そちらにしてください」
担当のオトコはニヤニヤ、
「どちらでも おなじことさ」
むななさわぎがする、前からいる囚人にたずねた、すると、
「あのエントツを見るがいい」
モクモクとケムリ、
「おまえのセガレは あのケムリなんだよ」
母親は、自らの手で・・・記憶が飛んでしまった、という。
スタの息子の処刑は、戦争の初期で青酸ガスの一種・チクロンBの濃度が濃かったのだが、敗戦近くはうすくなったのだろうか、即死するということはなかった。このガスは比重が空気より重いので、ゆっくりと立ち上がる。
そこで、老人や病人の上に、健康な大人、その上にマッチョや若者・・・人間のタワーができた、かたくからまったそのカタマリをほぐすために。ドイツ人は、
「先端の曲がった鉄のボーを発明した」
パレスチナでは、こういった事例をタテに、自分たちの主権を拡張しているのであろうか。