土曜日は3時から。
「何分ですか」
「5分前ですよ」
ヨコハマの老婦人は、
「テレビが見られないんです」
故障したようだ、
「さびしいでしょう」
「ええ ええ」
新年度でアナやキャスターが変わった、
「なんだか重みがありませんね」
「オトコは渋みがない うすっぺらです」
「女子アナもそうです ケイハクですね」
「・・・」
「ヒロシマで亡くなった少女 幼い妹のことをシンパイしていました 翌々日に亡くなりました だから どんなにか苦しかったんでしょうね それを」
「テレビに出る男女 どうしてあんなにケイハクなんでしょう」
「憎まれっ子 世にはばかるなんですよ」
ヨコハマの地下鉄、子供がバタバタと走り回り、ギャアー・ギャアーと泣きわめく、この子の親は知らんぷり、
「親が 子供なんです」
私が、
「ヨコハマの市長 女性でしたね」
「そうです」
「あの方が チューイしたら・・・」
「とても そんな器・ウツワでは ありませんよ」