「タマゴ焼き」を習いに来たモロッコ人の女性、そのしとやかさ・やさしさ、
「近代文明に毒されない女性の品性の美しさ・高貴さ」
ニッポンの良質な部分を理解している、
「あのミシマが見たら どう思っただろうか」
三島由紀夫がワセダで講演したことがある、だから、1回。見た、三島は徴兵検査で落ちている、その頃の写真では。
「貧弱なカラダである」
三島の友人たちは、学徒動員で次々に死んでいった、
「優秀な若者から 先に 死んでいったのですよ」
ちなみに、
「経済学部・文学部の学生が多かった」
「法学部は どうですか」
「法学部は 東大の法学部は 少なかったようですね」
「どうしてでしょうか」
「彼らは ニヒリスト いやいや 合理主義者ですからね」
「へえー そーなんですか」
「ああた あたしにカマをかけたでしょう」
あぶなかった、ばれるとこだった、
「彼ら ドイツ語やフランス語の原書を愛読していたんですよ」
「いまは スマホいのち ゲーム中毒ですね」
「ほんとに おとこもおんなも まったく アップルの陰謀ですかな これなら中国さまの方がいいね」
「学徒動員の学生
雲こそ わが墓標
落暉よ 碑銘を飾れ
つきぬけたしんきょうです 現在の60代・70代・80代の男たちの到達できない心境ですね」
「こんなところにニッポンの伝統が 花開いていた」
「2019年の12月 ちまたには WALKING DEADがウロウロしている」
名誉も誇りも、すでにない、
「わたしは どこに行くんでしょうか」