The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

1921年の上海の芥川龍之介 中

2019-12-30 08:53:19 | 世界経済
 
 少年の芥川は、漢詩を愛し、なかでも中唐の李賀(790ー816)に心酔した、
  長安に 男児あり
  二十歳にして 心朽ちたり 
 人類史上、最高の文明・大唐帝国の没落を予知していたのであろうか。

 27歳で夭折した詩人は芥川に重なる、
  況や是 青春の日 将に暮れんとす  
  桃花乱れ落ちて 紅雨の如し・・・  
 「青春」に『桃花」それが「紅雨」、言語表現の妙は「ここに極まれり」。

 そうだ、死せる美女を歌った・「蘇小小」は、
  幽蘭の上の露は 
  啼ける目の如し

 後世の人は、
  李白は天才 絶となす 
  白居易は人才 絶となす 
  李賀は鬼才 絶となす  
 
 ふたつの才能が呼応し、共鳴している。