日本人と呼ばれる人間集団の不思議さ、つらさ、かなしさ、そして奥深さ、その大半が解明されていない。
「お客さん 延長してもいいですか」
「そうじゃあないんです 料金は同じです」
鬼のようなオトコが、
「足りますか」
「おかわりできるんですよ」
少年のようなこころ、やさしさ、列島の外れで、本当のオトコたちに会った。
あの『人国記』では、
「この国の人には こころがある」
「この国の人には なさけがある」
だから、
「日の本 なんです」
つまり、
「本当の日本なんですよ」
そう、
「真実の日本は ここにあったんです」