あの大戦の前のニッポンは皇国史観が支配しており、天皇は万世一系の現人神で、ニッポンは万邦無比の「神国」、そんな教育が徹底されていた。
町内のオトコたち、クンレンに駆り出された、2メートルの竹ヤリで、
「エイエイ オー」
「エイエイ オー」
さすがに、一人が、
「2メートルの竹ヤリでは 5000メートル上空のB29にはとどかないんじゃあないかな」
「ハッハッハッー」
町内のボスが、真っ赤になって、
「きさまは 非国民だー」
「・・・」
「ニッポンには ニッポンには」
「・・・」
「ヤマトダマヂイがあるんだー」
1949年に「征服王調説」が発表されたが、多くの学者は無視か黙殺、ほんの少しが、
「あれは 仮説である」
ホンシツとコウゾウは変わってないのかもしれない。