鍵
2009-07-22 | 邦画
鍵 ☆☆
1959.06.23 大映、カラー、横長サイズ
監督・脚本:市川崑、脚本:長谷部慶治、和田夏十
原作:谷崎潤一郎
出演:京マチ子、中村鴈治郎、叶順子、仲代達矢、北林谷栄
ズーンと重々しく静粛な気分のもとで、
ゆるゆると、
熱っぽく蠢く人の情欲。
画面は青系統、白黒が中心だけれども、
出て来る人々の心の模様は赤黒い。
森閑とした白と黒のトーン、
ざらざらとした荒い画像、
縦横の直線が多い画面、
不連続なカット、
シュールな俳優たち、
変化の激しいショットの連続、
市川崑。
そもそも谷崎潤一郎がシュールだ。
俳優たちの芝居が深くて厚い。
4人の俳優たちは情熱的で汗だくで、
なおかつ冷徹だ。
四重奏のような、
四人の舞を見ているようだった。
09.07.04 新文芸座
1959.06.23 大映、カラー、横長サイズ
監督・脚本:市川崑、脚本:長谷部慶治、和田夏十
原作:谷崎潤一郎
出演:京マチ子、中村鴈治郎、叶順子、仲代達矢、北林谷栄
ズーンと重々しく静粛な気分のもとで、
ゆるゆると、
熱っぽく蠢く人の情欲。
画面は青系統、白黒が中心だけれども、
出て来る人々の心の模様は赤黒い。
森閑とした白と黒のトーン、
ざらざらとした荒い画像、
縦横の直線が多い画面、
不連続なカット、
シュールな俳優たち、
変化の激しいショットの連続、
市川崑。
そもそも谷崎潤一郎がシュールだ。
俳優たちの芝居が深くて厚い。
4人の俳優たちは情熱的で汗だくで、
なおかつ冷徹だ。
四重奏のような、
四人の舞を見ているようだった。
09.07.04 新文芸座