二銭銅貨

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ヴォツェック/新国立劇場13-14

2014-05-04 | オペラ
ヴォツェック/新国立劇場13-14

作曲:アルバン・ベルク
指揮:ギュンター・ノイホルト
演出:アンドレアス・クリーゲンブルク
演奏:東京フィル
出演:
ヴォツェック:ゲオルク・ニグル
マリー:エレナ・ツィトコーワ
鼓手長:ローマン・サドニック
大尉:ヴォルフガング・シュミット
医者:妻屋秀和

舞台全域に広く水が張ってあり、その上に四角い部屋がある。これが下に降りて前面にある時は水は見えない。後ろに下がって上にあがると水が見えて、そこを人々が動き回ったり寝転んだりする。黒い衣裳の人々が出て来て色々なマイムをするが、どうもこれはヴォツェックの内面を表現しているようだ。最後の方に登場する少年たちも黒い衣裳。一方、合唱団は猫背、肩のあたりが黒くくすんだカーキ色の衣裳で、髪が半分抜けたような頭髪。全員同じ。大尉はひどく太って声が高く変な動きでおかしい。医者はコルセットとストッキングのようなもの見につけて倒錯。足が不自由。それぞれがボールド。

下層のどろどろの社会、あるいはその心の中。本能の絶叫。

最後は子供がナイフを片手にこちらを向いているシーン。怖い。子供はマリーとヴォツェックの子で、ナイフは(記憶がさだかで無いが)父が母を刺したナイフで、沼から拾ってきたもののように思う。

ニグルは丁寧できれいなテノール。ツィトコーワは強い安定したメゾで美しい。シュミットは裏声のような潰れた高音でレチタティーボっぽい歌い方。役柄にあわせた声と歌なのだろう。

14.04.13 新国立劇場
コメント
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