二銭銅貨

星の数: ☆良い ☆☆すごく良い ☆☆☆激しく良い ☆☆☆☆超激しく良い ☆☆☆☆☆ありえない

カヴァレリア・ルスティカーナ・道化師/新国立劇場13-14

2014-06-14 | オペラ
カヴァレリア・ルスティカーナ・道化師/新国立劇場13-14

作曲:マスカーニ/レオンカヴァッロ、指揮:レナート・パルンボ
演出:ジルベール・デフロ、演奏:東フィル
サントゥッツァ:ルクレシア・ガルシア、
トゥリッドゥ:ヴァルテル・フラッカーロ
アルフィオ:成田博之、ローラ:谷口睦美、ルチア:森山京子

カニオ:グスターヴォ・ポルタ、ネッダ:ラケーレ・スターニシ
トニオ:ヴィットリオ・ヴィテッリ、シルヴィオ:与那城 敬
ぺッペ:吉田浩之

古い時代の小さな円形劇場をセットとして作り、全編をそこで上演した。後半の道化師ではボックス型の小さなトレーラを2台配置して、景気のいいカラフルなサーカスっぽい感じを出していた。前半は爽やかな緑の多い感じの景色、後半はサーカスのうきうきドキドキした楽しい感じ。美術は美しく、照明も美しく、ホッとリラックスできる。

演奏はゆったりと美しく、前半の間奏曲は美しく優雅で、宗教曲のような合唱曲は特に美しかった。音楽美術共に優美で美しい。

ルクレシア・ガルシアとラケーレ・スターニシは共に声量のある強いソプラノ。ヴァルテル・フラッカーロは迫力のあるテノール。グスターヴォ・ポルタは演劇的で迫力があり、説得力のある「衣裳をつけろ」だった。ヴィットリオ・ヴィテッリも迫力があり、特に足をひきずり猫背のひねくれた芝居が良かった。アントニオはキーの役柄だと思った。成田博之は安定したバリトン、谷口睦美のローラは強く安定して美しい。森山京子は低く安定したメゾ。与那城敬は強く、吉田浩之は短いながら美しかった。

14.05.24 新国立劇場
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする