二銭銅貨

星の数: ☆良い ☆☆すごく良い ☆☆☆激しく良い ☆☆☆☆超激しく良い ☆☆☆☆☆ありえない

アルチーナ/めぐろパーシモンホール(二期会)2018

2018-06-09 | オペラ
アルチーナ/めぐろパーシモンホール(二期会)2018

作曲:ヘンデル、指揮:鈴木秀美
演出:エヴァ・ブッフマン
美術:ミリヤム・グローテ・ハンシー
衣裳:サビネ・スナイダース
演奏:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ
出演:
アルチーナ(魔女):渡邊仁美
ルッジェーロ(魔女の虜にされた騎士):杉山由紀
ブラダマンテ(ルッジェーロの彼女、リッチャルドに変装):和田朝妃
モルガーナ(アルチーナの妹):今井実希
オベルト(少年):齋藤由香利
オロンテ(島の将軍):前川健生
メリッソ(ブラダマンテの師匠):的場正剛

幾何学的な白を基調とした美術。1階部分と2階部分とがあって、時々そこにプロジェクションマッピングで模様を付けていた。衣裳はおおむね現代風。すべてをゆっくり動作して、人が舞台に出たり入ったりする感じの演出だった。

典型的な番号オペラ。重唱が少なくアリアが延々と続く感じで飽きない演出が難しい。アリア以外としては、途中でソリストとオケのバイオリンとの重奏があるのと、最後に3重唱がある。合唱は最初と最後だけだったような気がする。最後の音楽は何かケルトっぽい民族音楽風の楽曲で興味深かった。

演奏は古楽器を使った当時の奏法に基づくものだった。

渡邊は強い声のソプラノ、杉山は高音が綺麗なメゾ、和田は安定した声のメゾ、今井は元気で溌溂とした声と芝居のソプラノ、齋藤はキレの良いソプラノ。

当初予定されていた演出のフローリス・ビッサーは健康上の理由で交代した。

18.05.20 めぐろパーシモンホール
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする