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カルメン/ベローナ・アリーナ2019

2019-08-20 | オペラ
カルメン/ベローナ・アリーナ2019

作曲:ビゼー
指揮:Daniel Oren
合唱指揮:Vito Lombardi
A.LI.VE. Treble voice Chorus conducted by Paolo Facincani
バレエ監督:Gaetano Petrosino
演出・衣裳: Hugo De Ana
美術:Michele Olcese
振付:Leda Lojodice
照明:Paolo Mazzon
プロジェクション:Sergio Metalli
演奏:Arena di Verona Orchestra
合唱:Arena di Verona Chorus
バレエ:Arena di Verona Corps de Ballet
出演:カルメン:Geraldine Chauvet
   ドン・ホセ:Fabio Armiliato
   エスカミーリョ:Alberto Gazale
   ミカエラ:Karen Gardeazabal
   フラスキータ:Elisabetta Zizzo
   メルセデス:Clarissa Leonardi
   ダンカイロ:Nicolo Ceriani
   レメンタード:Roberto Covatta
   スニガ:Gianluca Breda

闘牛場の板の囲いのようなものに、トラックや木の箱などいろいろとジャンクっぽいもの乱雑並べたセットだが、アリーナ全体にプロジェクションマッピングを適用して大きなスケール感を出した演出だった。馬が出て来るのも他の演目と共通しているが、この演出では数頭出てきた。スペイン内戦をモチーフにしていたらしい。盗賊ではなく反乱軍。

低い声がしっかり通るカルメンだった。ミカエラは幾分強い調子。ドンホセは細見の神経質そうなテノールで、その苦悩しまくりの芝居が印象に残った。エスカミーリョは堂々の歌。盗賊たちの重唱も良いアンサンブルで楽しかった。

Daniel Orenは大柄な指揮者。どしんどしん足踏みするし、大きな声も出す。迫力ある演奏。拍手が終わらないうちにどんどん次を始めるのも特徴だと思った。

とにかく舞台上の人数が多いスケールの大きなプロダクションだった。

19.07.23 ベローナ・アリーナ
コメント
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