二銭銅貨

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セヴィリャの理髪師/新国立劇場(日本オペラ振興会)2011

2011-10-04 | オペラ
セヴィリャの理髪師/新国立劇場(日本オペラ振興会)2011

作曲:ロッシーニ、演出:松本重孝
指揮:アルベルト・ゼッダ、演奏:東京フィル
出演:アルマヴィーヴァ伯爵:アントニーノ・シラグーザ
   ロジーナ:鳥木弥生
   フィガロ:森口賢二
   バルトロ:久保田真澄
   ドン・バジーリオ:デニス・ビシュニャ

シラグーザの声は美しく最初から飛ばしていた。全編をたのしそうに歌い、たとえば歌の先生に化けての歌唱指導の場面では手紙を丸めて空中に投げヒールキックをしていた。ここではそのヒールキックに若干の拍手。最後は長大なアリアで、これはカットされることが多いそうだが、それがエネルギッシュに歌われた。このアリアに対しては長大な拍手喝采が送られた。

鳥木弥生は低い音が良く出て、かなり落ち着いたロジーナ。「ウナヴォーチェポコファ」はことばを噛んで含めるように一言一言しっかり歌って、ちょっとレチタティーボっぽい感じだった。森口賢二は軽い感じのフィガロで明るく楽しく、タイコモチ風の印象だった。久保田真澄はバルトロで、早口のアリアはやや苦しそうだったが全体に堂々とした芝居と歌で良かった。ビシュニャはどっしりとした強いバス。アンサンブルでは前半にあるアルマヴィーヴァ伯爵とフィガロのものが良かった。

演出はシンプルで屋外と屋内が同じセット。部屋の中の場面では、バルコニーが張り出したままだ。あまり演出をせずに歌手が歌に専念できるようなスタイルであった。演奏はのびのびとして弦楽器が疾走するような感じで、アンサンブルがとても良い。編成は小さめ、金管はホルンだけらしく、歌を支える控えめな演奏だった。

11.09.11 新国立劇場

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