昨日、思いがけないことが起きて、私の心中は穏やかではなかった。
今まで気温が低く寒いのでMとの散歩は控えていたが、昨日は少し暖かさも増して無風なので、11時前Mと川沿いを歩いた。
だが帰りの左岸で都営住宅前に来た時にどうもMの歩き方がおかしくなった。
以前にもそのような状態になったこともあるので、注意して手を引いて歩いたつもりだった。
だが突然Mが倒れた。私はびっくり仰天してすぐに仰向けに倒れたMの背中を支えて起こそうとしたが軽いはずのMは意外と重く感じられた。
丁度その時、自転車で通りかかったご婦人が手を貸してくれたので、二人でMを起こしたが、私の心配は何処か体を打っていないかとの懸念だった。
幸いにも立ったMには表面上の打撲などは無いようだが 「痛くないか?」 との私の問いかけには 「痛くない」 との返事だったので安堵したが、このようにMを転倒させたことは私の落ち度でもあった。
そのご婦人が 「家まで送りましょうか?」 と言ってくれたが、もう一度Mをよく見ると何とか歩けそうなので丁重にお断りしてお礼の言葉を言った。
「Mを絶対に転ばせないこと」 を優先してMとの散歩に供えていたが、私の一瞬の心の隙を突かれて転ばせてしまった。
その場所から家までは約90メートル、何とかMと歩きだしたが、足取りには支障がないようだった。
家に帰り、Mの体を調べてみたが、特に打撲などの兆候はないので、取りあえずこのまま様子を見ることにした。
一年に一度か二度は転ぶこともあるので、とにかく注意しながらの散歩だが、Mの良い点は 「転ばれ強いこと」 で、転んでもあまり打撲などは起らないので助かっている。
でも困った、また整形外科のお世話になるのかとの不安もあった。最近は整形外科に行くのも暫く途絶えていたが、どうなるのだろうか?
昨日は入浴介護の日なので、介護ヘルパーさんに事情を話して、体に異常があるかを見てくださいとお願いしたが、特に打撲などは無いとのことだった。
だが一晩経って腫れなどが起ることも心配したが、今朝の起床時の確認では特に異常も無く、痛みも無いとのことだった。
このような時に困るのはMが自覚症状などをあまり言えないため、実際の症状を把握できないので私やH子さんが体の状態を観察して手当するしかないから、あまりタイムリーな対応が取れない不安もある。
今日、MはDS行きなので体調を心配したが、いつものように笑顔で迎えの車に乗ったから、転んだ後遺症は無いのだろうと思った。
とにかくMを転ばせない、これが私の役目、また歩く時の注意が増えて厳しく私の行動にのしかかってきた。でも打撲に至らなかったのはまだまだ私たちはご先祖さまたちからのご加護を頂いている証拠だと感謝しました。
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