日暮らし通信


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YS-11 旅客機 と ダートエンジン

2019年01月22日 15時38分30秒 | ひこうき雲

日暮らし通信






人伝 (ひとづて) に 「所沢航空発祥記念館」 に 「ダートエンジンが展示されている」 と聞いた。

ダートエンジンは戦後始めて国産化されたあの 「YS-11 旅客機」 に搭載されたターボプロップエンジンで、ロールスロイス社で YS-11 のために開発された経緯を持っている。

機体は西武新宿線・航空公園駅前に展示されているので見ることができるが、ベアエンジンを見る機会は全くなかった。

この諸元表を見ると、この展示エンジンは駅前の 「YS-11 旅客機」 に搭載されていたエンジンらしい。

 「これがダートエンジンか?」 と暫く釘付けになって眺めたが、今のエンジンと比べると 「重々しい感じ」 がしたが、アルミ・マグネシュウム系の頑丈そうなケーシングも当時としては最高レベルの部品であったに違いない。

戦後のある時期までは多くのジェットエンジンが遠心式圧縮機を採用していたが、今は軸流式圧縮機を採用している。

だがターボプロップエンジンだから減速機があるはずだが、それは不明だった。

いつも想うのだがこの 「所沢航空発祥記念館」 に展示されているのは戦後の古い時代の機体やエンジンばかり、訪れる人も何か物足らないのではないだろうか?

私がテストしたことがあるエンジンはまだ二基展示されていたが、 J3-IHI-7B を搭載した JASDF の 「T1B 中等練習機」 の機体の姿無く、スタッフに聴いたら 「倉庫に入っています」 とのこと、残念でした。






★ 写真の上でクリックすると拡大されます ★




西武新宿線・航空公園駅前に展示されている
 「YS-11 旅客機」 (ANK JA8732)




このカウリングの中に 「ダートエンジン」 が搭載されている




後方でエンジン排気口を見る




ダートエンジンの諸元




これがダートエンジンです




ダートエンジンのプロペラハブ




二階からダートエンジンを見る




 「所沢航空発祥記念館」 全景



      写真説明:  ダートエンジン (RR 社製)

      撮影場所:   「所沢航空発祥記念館」 にて  (20190122)





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私にとっては・・ (屋根裏人のワイコマです)
2019-01-22 19:08:30
生まれて初めて乗ったのがこのYS-11
信州の松本に空港が出来て松本空港と
呼んでいますが・・管制塔と駐車場が松本
で滑走路や公園の殆どはわが町塩尻市
なんです
その空港から、大阪空港まで初めて乗った
飛行機なので・・格別な思い出があります
エンジン音が意外と騒々しくて・・機内放送も
大きな音だったことが印象的でした。懐かしい
飛行機と そのエンジン・・いつかみたいですね
YS-11 のこと (赤とんぼ)
2019-01-22 19:29:26
松本空港の滑走路は塩尻市なんですね。

YS-11という機体は多くの苦難を伴って誕生したようです。
エンジンをどうするか?
これもだいぶ揉めたのではないでしょうか?
戦後はジェットエンジンの時代なので
ターボプロップエンジンを選らんだのでしょうが
勿論日本製のエンジンはありませんので
RR社のエンジンになったのでしょう。

でもYS-11は失敗作との評判ですが
まだ飛んでる機体もあるようです。

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