中華 福島屋＠八丁堀 「タンメン」

「イチバンの好物はなんですか？」

「ラーメンです」

「どうしてですか？」

「大勢でシェアするからこそ頂ける
　安価でありながら究極のミクスチャー料理であり
　その無限のバリエーションだからです」

とは思っていたけれど

そういうのとも
ちょっと違ってきた昨今




とりあえずこの手の
「宿っている」ことが
何よりものプライオリティー




街の中華を
飲みに据えられる
太い漢たちでシェアするのは
とりあえずのナポレオンであり




とりあえずの焼売であり

シェアの意味が違っているけれど
気鋭のまぜそば専門店
ウンヌンが跋扈する世の中よりは

よっぽど心の通った
シェアのカタチであるはずだから




すぐ後ろで
齢二倍のBBAが
こんな時間まで働いているのかと
丁寧に並べ続ける迫力の餃子を




齢半分のオレたちが
ヘベレケで臨むのは
罰が当たりそうだけど




もっと
枯れが枯れを呼ぶような
乾いた一杯を予想していたのに

意外や意外に
ファット on オイルという
焼きそばパンチング




ああ
キキスギちゃって
困っちゃう

ぶっちゃけ
ちょっとゲンカイを迎えていて

ココでラーメンを
ムリして残して終わるのは
罰を重ねてしまいそうだったので




日を改めて
臨んでみたりして

夜の風情もイイけれど
昼のビジュアルは
輪をかけていたりして




むう
ココは迷いどころだけれど

この間の焼きそばが
「炒」感にあふれていたので




タンメン！！

どうっスカねー！！

ご主人ご老齢にて
中華鍋が舞っている
なんて風情ではなかったものの




やっぱり
なかなかの
油の使い手




甘いは旨い
ってヤツですか

フシギな甘さに
油感がマッチ

ガラス戸一枚向こうの
猛暑が伝播している
微クーラーの店内にて




愛でるというよりは
ファイトなモードの
ジャパンオーガスタだったりするけれど




美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ！！

ココにも一つの
文化遺産

歴史の一部に
なれたじゃないっスカ




是非とも
この空気を
存分にシェアするため

今度は
兄弟たち

へべれけではなくて
夜の一軒目に
据えてみてはどうだろう

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