ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

100円だから恐い

2010-03-10 12:56:31 | Weblog


最近、健康食品の通販会社が、
宣伝の為の短期出店で、
時間限定で、商品を売り始めた。

日替わりの商品を、100円で売り、試食させる。
後に通販で、定価購入してもらう会員の獲得の為だ。

ヒマな年寄りに混じって、
切実に金が無い私も、連日並んでいる。

ただ、商品を受け取る前に、
健康についての話を、聞かなくてはならない。
この話が、とても長い。

しかも、販売員のテンションは異常に高く、
面白くないギャグで、盛り上げようとするから疲れる。

ところが、年寄りには、これがウケている。
「話が面白くて来ている。」と言う人まで、いるらしい。

日替わり商品以外に、定価より少し安く提供される商品を、
「今から、1分間の販売です!」と言われると、
年寄りは、こぞって買おうとする。

買うのは自由だから、騙されている訳ではないが、
年寄りは、のせられやすい。

私は、目的の物以外は無視し、
加齢臭の漂う狭い部屋で、笑いもせず、
ひたすら、話が終わるのを待っている。

特に美味しいと思うものは無い。
100円だから、買ってるだけ。
無理に、契約を強いられる事も無い。

ただ最近、話をする販売員の目が光ってきたので、
そろそろ止めようかなと思っている。(笑)
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降りオジ 座リーマン

2010-03-10 12:13:15 | Weblog


早朝、同じ駅で同じ車両に乗る、若いサラリーマンは、
次の駅で降りる人を覚えていて、
いつも、その人の前に立っている。

私だって先の駅で、わざわざ降りて、増結車両を待つよりは、
そのまま座って、目的の駅まで行く方が楽だ。

でも、次の駅で「降りるオジさん」は、
あまり特徴が無く、瞬時には探せない。
だから、たまたま私が、
「降りオジ」の近くに立てたらいいなぁ、ぐらいに思っていた。

ある日、「降りオジ」が、当たってしまった時、
「座るサラリーマン」は、
不自然にも、私に密着するように立った。
座席争奪戦になるか?
そう思ったが、その日は、私が難なく座った。

私は心苦しくて、しばらく他の車両から乗ってみたりしたが、
座れなくて、増結車両に乗ると判断した時、
並ぶ位置が遠くなり、不都合な為、
やはり、「座リーマン」と同じ車両に乗る事にした。

せめて、違う乗車口からと思い、乗り込んだら、
又、たまたま私が、「降りオジ」の近くに立った日があった。
そうしたら、「座リーマン」は又、私の近くに来たのだ。

彼もウンザリだろうが、私はもっとウンザリした。
私は、席を争う事じたいが、ストレスになるのだ。

うっとうしかったので、
「ハイハイ、わかりましたよ。」と思い、
私は、他の場所に移った。

ある日、私は、「座リーマン」と同じ乗車位置で待った。
彼は、左側へ行くはずだから、私は右側に行こうと。
そうしたら、「座リーマン」は、

大きな溜め息をついた。

おそらく、私が又、
「降りオジ」を探す、と思ったのだろう。

逆だよ。
あなたは、私のストレスや気遣いに、何も気づいていない。
溜め息つきたいのは、私の方だって事も。
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