ローズメイカー
バラ園に行ったせいか、
映画館で、ふと目に留まったチラシ。
持って帰ったが、観る予定じゃなかった。
しばらくたって、身内が興味を示したので、
一緒に観に行く事に。
これが何と、大いなる佳作!!
状況と心情を、上映時間内に、
バランス良く収めている。
そして、意外にも予定調和じゃない。
ストーリーからして、「結果」が重要なのであるが、
クライマックスを大袈裟にするという、
やりがちな失敗をしていない。
バラ園のオーナーが、旅立つ青年に贈る言葉は、
優しくてもパンチがある。
私は、彼女の言葉にうなずき、涙した。
この映画は、サクセスストーリーじゃない。
第一関門を突破しただけ。
未来は続くのだから。
“あきらめない事”が、奇跡を生む。
観た人の心の中に、花を咲かせる。
ラストシーンが、オシャレ。
さすが、おフランス!!
キャラクター
セカオワのフカセが、
ハマり役だと思って観に行ったのだが、
期待以上に怖過ぎる。(笑)
小栗旬は、やっぱりいいなぁ。
いつも、その役と仲良しになって、入っていく感じ。
映画「響」では、暗い作家だった小栗旬、泣けたよ!!
しかし、あんな事になるとはなぁ。
やっぱさー、いくら人権云々言っても、
人殺しするようなキチガイを、
野放しにしないでほしいよ。
こいつを生かしちゃおけない。
大切な人を守る為の殺意、分かる。
私はその時、明智光秀の気持ちになったよ。
その後の自分なんて、もうどうでもいいのよ。
ただ、心配になったのは、菅田将暉。
「コントが始まる」と、同じ演技になっちゃってる。
ナチュラル過ぎて、棒読み。
「キャラクター」が無くなっちゃったのは、
彼自身じゃないのか?
忙し過ぎて、菅田将暉まで、いなくなっちゃってないか?
ドラマ「35歳の高校生」で、
スクールカーストのトップの生徒役だった菅田は、
本当に嫌な奴で、上手かったのに。
「恋は雨上がりのように」と同じ監督なのだが、
BGMが良かった記憶があり、今回も期待していたんだが、
やっぱり良かった!!