
ホームに張ってあったポスターを見て、行ってみようと思った、
「中原中也と富永太郎展」。
学生時代に、中原中也に興味を持っていた事がある。
ずいぶん前に、古尾谷雅人と三上博史が出演したドラマ「中原中也」を見たが、
とても面白かった。
高台の公園内にある文学館。
久しぶりの海の景色やローズガーデンも、ゆっくり楽しみたかったが、
午後から大雨になると言うので、さっそく中に入る。
入場料600円。1000円以上していたら来なかったかもしれない、貧乏な私。
いつになく、ゆっくり館内を回る。
お金のない今、楽しみ方でも元をとる。
特に「手紙」は興味深い。
太郎の手紙は、それだけで小説のようだ。
そして2人とも、習字がすごく上手い。
中也の繊細な美しい字には驚いた。
帽子をかぶった童顔の写真や奇行のせいで、
すごく子供っぽい人かと思っていたけれど、
子供を抱いている写真などは、とても「父親」で、
人はしょせん印象にとらわれ、その人の「本当」など知りえないのだと思った。
疲れたので、ソファーで目を閉じた。
初老のガードマンが巡回に来て、
一瞬、寝ているのを、とがめられやしないかと思い、
ブラインドの外をのぞく彼に、わざと声をかけた。
「雨、降ってきました?」
「降ってきたみたいです。今日、雨って言ってましたからね。」
「今、雷鳴りましたよね?」
とうとう本降りになってしまうと思ったが、あきらめた。
平日の、雨のミュージアムはよいものだ。
人も少なく静かだし。
故人の思いが雨と一緒に、この身に浸透してくるようだ。
月1なのに、よく覚えていてくださいましたね。
「かっこいい人」? かっこつけて酔いしれて書いているせいかもしれません。(笑)
テーマを決めて書いているわけじゃないので、興味があるのがありましたら、又読んでくださいね。
よろしくお願いします。
お久しぶりです。
ホントに月1ブロガーなんですね。
中原中也が好きだなんて、やっぱりマーブルさんは詩人なんだなって思いました。
すごくかっこいい人だと想像してしまいました。
観るものがたくさんあっていいですね。
私は田舎者だから刺激がほしいですよ~。
次回のブログを楽しみに待ってます。